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2%のエース思考 “The approaches of the top 2%”――あなたはいつまで「同期」の中に埋もれているのか?:ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術(2/3 ページ)
多くの優秀な企業人たちと接してきた中に一定の割合で、紛いもなくエースだと唸るような人たちがいた。彼らはどのような思考、行動を取っているのか。
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人生、キャリアの基準
結論を最初に言ってしまおう。
エースとは、「自律」した人間だということだ。
あなたは会社に従属しているのではない。しかし自律的に仕事をしている人はたったの2%ほどしかいない。会社には、2種類の人しかいない。自律したごく一握りの人と、大多数のそうでない人だ。
それは会社だけではない。世の中全体を見渡してもそうなのだ。何度転職しようが、独立しようが自律していない人は大勢いる。
彼らは、「他律」なのだ。自分が今こうなのは、上司のせい、会社のせい、親のせい、配偶者のせい、と考えている、すなわち、他責なのだ。自律した人間は、全てのことは自分が選択した結果なのだという、「自責」で日々を送っている。
もちろん最初からそうだったわけではない。人生のさまざまな経験によって、そこから学び変わっていったのだ。さまざまな経験と言っても、年齢は関係ない。20歳で自律している人も入れば、60歳になってようやく自律意識に目覚める人もいる。そして、一生目覚めないで終わる人が大多数なのだ。
元GEのCEOジャック・ウエルチの有名な言葉がある。
"Control your destiny, or someone else will."
そう、あなたの運命は自分でコントロールしようとしないかぎり、誰か他の人にそうされてしまうのだ。
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