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あなたは何タイプ? 話し下手5つのタイプ別克服法ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術(1/2 ページ)

話すことは運動。頭で「こう言えばいいのか」と分かるだけではなく、実際に言う、日常で実践し試してみてほしい。

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『タイプ別対処法を伝授! 伝わる話し方のコツ』

 こんにちは。コミュニケーション&スピーチコンサルタントの西任暁子です。さてあなたは、どんな話し方の悩みをお持ちでしょうか? と尋ねるのは、人によってその悩みはさまざまで、対処法も異なるからです。

 例えば「話を聞けない」「つい自分の話ばかりしてしまう」という人はまず「しゃべらない」と決める時間をつくること。5分でも10分でも構いません。その時間は徹底的に聞くと決めるのです。そして相手の話を、まるで自分の頭に録音するかのように、聞きます。「自分だったらこうする」「私の場合は、あの時こうだった」と言いたいことが次々浮かんでくるかもしれませんが、それをぐっと我慢して、聞くことに徹する時間をつくることから始めましょう。

 逆に「言いたいことがあっても言えない」という人は、話を切り出す際のフレーズをいくつか覚えることをお勧めします。例えば「これは単なるアイデアの段階なのですが」と言ってから思いついたことを話すと、「そんなの実現不可能だよ」「もっとよく考えてから話して」といった相手からの強い反論を避けられます。「もしあんなことや、こんなことを言われたらどうしょう」という不安は、自分の話し方次第で避けることができるのです。

 このように、話し上手になるための方法は、タイプによって大きく違ってきます。まず、自分が何タイプなのかを見つけてみませんか。

 タイプは大きく分けると5つ。

1、感情を伝えられない論理的タイプ

2、論理的に話せない感覚的タイプ

3、話し出したら止まらない聞き下手タイプ

4、自己主張できない怖がりタイプ

5、人づきあいが苦手な引きこもりタイプ

 さて、あなたはどのタイプでしょうか?

タイプ1:感情を伝えられない論理的タイプ

 論理的に話すのが得意な場合、感情を伝えるのは苦手という人が多いようです。このタイプは、基本的に頭の回転が速く、仕事ができるといわれる人が多いのが特徴で、正確さや効率性を大切にしています。冗長な話は苦手なので簡潔に話しすぎてしまいがちです。

 そのため具体例やエピソードなどが比較的少なく、話の抽象度が高くなりがち。例えば「もっと効率的にやってくれ」と端的に言われても、その「効率的」の意味を具体的に理解することが難しい場合が多いのです。

 そこで、何をすることが効率的なのか? 何は効率的でないのか? など、事例や体験談を交えて、相手が言葉のイメージを具体的につかめるように話すとよいでしょう。

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