AI時代でも、輝くビジネスパーソンでいるために:ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術(1/2 ページ)
自分の頭で考え新しい価値を生み出す人はいつまでも輝き、機械にリプレイスされることはない。そのために必殺技「フレームワーク」の登場だ。
この記事は「経営者JP」の企画協力を受けております。
ビジネス書の著者たちによる連載コーナー「ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術」バックナンバーへ。
かつて「総中流層」と言われた日本ですが、現在では富裕層と貧困層の格差が広がっています。ビジネスの世界においても、独自の知識やノウハウを持つビジネスはもうかり、お決まりのルールにしたがって行う、いわゆるルーティン業務の仕事は、人工知能や機械に置き換えられるのではないか、と言われています。これを眉唾な話と一笑に付することは簡単ですが、人工知能(AI)に近いところで仕事をしている筆者の見解では、残念ながら、そうした未来はもうそこまで迫っています。
しかし、自分の頭で考え新しい価値を生み出す人は、決して機械にリプレイスされることはありません。そうした人は、いつまでも輝き、仕事が楽しく、充実した人生を歩むことができるでしょう。誰もがそうなりたいと願っているはずです。そこで、必殺技の「フレームワーク」の登場です。
フレームワークは、思考の枠組み、考え方のテンプレートです。テンプレートですから、誰でも同じように使うことができます。しかも無料です。以前は、マッキンゼー・アンド・カンパニーやボストン・コンサルティング・グループのような高給取りの一流コンサルタントが、企業の提案書で利用する小難しい経営分析ツールというイメージがありました。しかし、最近では「仕事のデキる一流ビジネスパーソンの秘密道具」として多くの人が注目するようになりました。
知っているけど、使えないフレームワーク。なぜ?
私は過去にフレームワークの本を何点か執筆したこともあり、活用のワークショップも行っています。すると、参加者から、「内容は理解できたが、いつ、どのように使えばよいのかわからない」という質問がよくあります。
フレームワークは、たくさん覚えればよいというものではありません。また、暗記すればよいというものでもありません。皆さんの仕事の現場で、シチュエーションや目的に合わせて、適切なフレームワークを選び、実際に活用してみることが何より大事です。そこで、私としては人生初となるマンガの中でフレームワークを使ってみようと思い、近著『マンガで身につくフレームワークの使い方がわかる本 生産性が劇的に高まる最強の仕事術』(タイトル長すぎ!すいません)を執筆したというわけです。
フレームワークは、その使うタイミング、目的が大事です。マンガは、そのシチュエーションを理解する手助けになることでしょう。
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