列車乗り継ぎ日本縦断 JR7社共同で30周年記念ツアー:EH500がカシオペアけん引
JR各社が、JRグループ発足30周年を記念したツアー「24の列車で繋ぐ じっくり日本列島縦断10日間」と「新幹線で行く 日本列島縦断3日間」を今年12月に開催すると発表した。
JR各社は10月17日、JRグループ発足30周年を記念した日本列島縦断ツアーを発売すると発表した。各社の列車を乗り継いで日本各地の観光名所を巡るもので、「観光列車コース」「新幹線コース」の2種類。10月18日から予約サイト「日本の旅、鉄道の旅」上で予約を受け付ける。
「カシオペア」からスタート、各地の24種の列車を楽しめる
観光列車を乗り継ぐ「24の列車で繋(つな)ぐ じっくり日本列島縦断10日間」は、東京・上野駅を12月5日に出発する9泊10日のツアー。定員は60人で、料金は39万〜48万円。
最初に乗車するのは寝台列車「カシオペア」。JR貨物のEH500形電気機関車がけん引する珍しい組み合わせになるという。
その後は「ノースレインボーエクスプレス」(JR北海道)、「なごみ(和)」(JR東日本)、「ぬくもり飛騨路号」(JR東海)、「500 TYPE EVA (エヴァンゲリオン新幹線)」(JR西日本)、「A列車で行こう」(JR九州)――など計24種の列車を乗り継いで各地を周遊する。
「はやぶさ」「のぞみ」「さくら」に乗車、「300X」の見学も可能
新幹線を乗り継ぐ「新幹線で行く 日本列島縦断3日間」は、北海道新幹線の新函館北斗駅(北海道北斗市)を12月15日に出発する2泊3日のツアー。定員は80人で、料金は15万円。
「はやぶさ」(北海道新幹線)、「のぞみ」(東海道・山陽新幹線)、「さくら」(山陽・九州新幹線)――など計10種を乗り継ぐ。道中で立ち寄る「リニア・鉄道館〜夢と想い出のミュージアム〜」(名古屋市)で、一般公開されていない新幹線の試験車両「300X」の車内展示などを見学できるなど、観光面も充実している。
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