ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術
「ナンバーワン」が何人もいる会社は、人が辞めない(1/2 ページ)
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
この記事は「経営者JP」の企画協力を受けております。
ビジネス書の著者たちによる連載コーナー「ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術」バックナンバーへ。
なぜ、あなたの会社は次々と人が辞めていくのか?
企業の経営者やマネジャーにとって、いい人材を採用し、定着させ、育て上げることは、将来的に企業の死活問題になりかねない最重要事項の1つといえます。
人材の流動化が加速する現代、企業には「人事への投資」が必要不可欠です。その上で、「個々の労働者の生産性をいかに上げていくか」という視点が、今後の企業経営のカギになると考えます。そのための妙薬が、「人事評価制度」の刷新です。
人事評価と会社の成長の間には距離を感じるかもしれませんが、私は以前勤めていた会社を、人事を通じて数十人から500人規模の会社に成長させた経験があります。その経験をベースに、独自の人事評価制度を開発し、中小・ベンチャー企業の人事評価制度の構築や運用を担う「あしたのチーム」社を設立しました。評価制度を一新することで社風や仕事の進め方にも変化が生じ、その結果、社員が長く働いてくれるようになり、また会社の生産性アップにもつながった例は枚挙にいとまがありません。
にもかかわらず「人事評価」を軽視し、高い能力を持った社員を会社に定着させられないまま、何ら対応策を講じていない経営者も少なくないのが現実です。こういった「人が辞めていく会社」には、例えば以下のような特徴があります。
1、社員を甘やかし、褒めてばかりいる
2、中途入社の社員に、前職と同じ給与を保証している
3、「結果」だけで社員を評価する
4、社員が遅くまで一生懸命に働いている
ドキッとされた方、詳しくは拙著『人が辞めない会社がやっている「すごい」人事評価』(アスコム)をご覧ください。上記以外にも「人が辞めていく会社」にはいくつか特徴があります。
それでは、「人が定着する会社」にするための人事評価とは、どんなメソッドなのかを紹介していきましょう。
「フェア・バリュー(本当の価値)」による人事評価をしよう
私たち「あしたのチーム」社が実践している人事評価制度では、MBO(Management By Objectives=目標管理制度)とコンピテンシー(行動評価)という2つの評価軸を設けています。
MBOは、従来の成果主義に近いものです。「過去から現在までの業績から算出する数字」に対する評価基準です。
コンピテンシーは、社員一人一人と評価者が面談した上で「行動目標」を決め、その達成度によって評価していきます。MBOが実績指向であるのに対し、コンピテンシーは未来指向の評価基準といえます。
このMBOとコンピテンシーの2つを組み合わせれば、本当の意味での「フェア・バリュー(本当の価値)による評価」が可能となります。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術
この記事の著者
関連記事
ITmedia エグゼクティブのご案内
「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。 勉強会のスケジュールはこちら
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入して申請ください。審査のうえ登録させていただきます。
- 入会条件:
- 上場企業および上場相当企業の課長職以上
※入会は無料です
エグゼクティブコンテンツ
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「対策している」と「守れている」は違う - 防御力を経営に見せる富士通のサイバーセキュリティ戦略
-
2
5年で辞める予定の元数学青年が「しなやかな心とぶれない軸」でCISOへ - 富士通 太田氏
-
3
立花・吟醸造り・京料理を重要無形文化財に指定へ、3人を保持者に認定
-
4
貨物の搬送車両で自動運転「レベル4」 福岡空港、国内3カ所目
-
5
「上司の9割は部下の成長に無関心」時代に人を育てる3つの鍵
-
6
フィジカルAI実用化の壁をどう越えるか──経産省・PFNらが語る、"5~8桁足りない"学習データの現在地
-
7
「話を聞いてもらえない」のは、内容のせいとは限らない――伝わる人が押さえる第一印象
-
8
パレスホテル箱根が2029年秋開業へ、国立公園内にマウンテンリゾート誕生
-
9
「漏洩連絡が来た…」自分の個人情報が流出したら? 二次被害を防ぐ、対処法と日頃の備え
-
10
第55回:「誰が言ったか」で判断していないか──SNS時代、エグゼクティブに必要な「空気に逆らう力」
ITmedia エグゼクティブ SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaエグゼクティブをフォロー