狭域での事業を通して思うコミュニケーション方法:ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術(1/2 ページ)
リモートで済ませるべき内容とFace to Faceにする内容の仕分けをすることが、業務を進める上で大切なスキルになるのではないだろうか。信頼関係を築くために、いかに2つの手段を組み合わせていくかが重要だ。
この記事は「経営者JP」の企画協力を受けております。
ビジネス書の著者たちによる連載コーナー「ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術」バックナンバーへ。
今回の「リクルートOBのすごいまちづくり2」の発刊にあたり、私の担当章では約130社のフランチャイジーの一つとして兵庫県の伊丹市、尼崎市、宝塚市で運営している「まいぷれ事業」のことを書いています。
弊社の「まいぷれ事業」は、地域情報プラットフォームとしての生活情報ポータルサイト事業「まいぷれ」、地域共通ポイント事業「まいぷれポイント」、自治体からのふるさと納税業務受託事業の3つを市単位で行っています。
原稿のサブタイトルとして「顔の見えるコミュニケーションで地域の課題を解決」と付けていますが、市単位の狭域で事業を行っているためFace to Faceのコミュニケーションが重要です。
このようなことを書くと、昭和の営業マンが相変わらずの事を言っていると受け取られるかもしれませんが、その見方も半分当たり、半分はずれかなと思います。
今回の新型コロナ感染をきっかけに国全体で仕事でのリモート対応がかなり求められ、実際にこれまでより出社せずにリモートで業務が進むことが増えています。ただ、リモート対応が進んだ部分の大きな割合は、大企業の社内会議や、大企業が関わる社外との打ち合わせで、そもそももっと早く業務改善、効率化が進むべき領域だったのではないでしょうか。私もこの流れは賛成ですし、もはやこの方向が加速することは間違いないでしょう。
一方で私が普段接している街のお店とのやりとりを一朝一夕に進められるかというと難しい部分が多くあります。お店側のシステム環境やITスキルの部分が大きなネックになっています。
ただ、Zoomやスカイプを使ったコミュニケーションは無理でも、数年前はメールでの連絡も限られたお店だったのが、最近はLINEやメッセンジャーでの連絡ができる店も多く、以前よりもコミュニケーション手段が増えているのも事実です。
メールが世の中に現れて自分の業務時間が中断される機会が減り、移動時間も削減できるようになってきた20年前くらいにも思ったことですが、この便利になって削減された時間や手間はより充実したFace to Faceコミュニケーションに充てられるべきではないかと。
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