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住所「不明確」でもお届け ヤマハ発動機がタンザニアで宅配事業

バイクの機動力とスマートフォンの宅配専用アプリの位置情報などを活用して、住所の不明確な場所にも荷物を届ける。

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産経新聞

 ヤマハ発動機は12日、アフリカ東部のタンザニアでバイクによる宅配サービス事業「ラストマイルデリバリー」を開始したと発表した。バイクの機動力とスマートフォンの宅配専用アプリの位置情報などを活用して、住所の不明確な場所にも荷物を届ける。中期経営計画で、令和6年に売上高300億円を目指す新規事業の一環。


ヤマハ発動機がタンザニアで展開する宅配サービス

ドライバーの雇用創出も

 アフリカでは電子商取引(EC)市場の拡大が見込まれる一方、物流システムが十分に整備されていないことから、現地のグループ会社を通じた同サービスの提供で商品の宅配ニーズを取り込む。また、二輪の職業ドライバーの雇用創出を通じて地域経済の活性化にも貢献する。

 同サービスは個別の荷物の配送状況を常時モニタリングする独自のITシステムを運用しており、スマホの位置情報に加え、システムの配送履歴データも使って効率的なサービス提供を実現する。

ウガンダで事業実績

 すでにアフリカのウガンダで事業展開の実績があり、そのノウハウを生かして、より人口が多く成長が期待されるタンザニアでの展開に踏み切った。(池田昇)

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