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再エネ展、31日開幕 次世代太陽電池、実用段階に NEDO・山田宏之新エネルギー部長

脱炭素に欠かせない再生可能エネルギーの最新技術を披露する「第18回再生可能エネルギー世界展示会&フォーラム」が31日に東京・有明の東京ビッグサイトで始まる。

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産経新聞

 脱炭素に欠かせない再生可能エネルギーの最新技術を披露する「第18回再生可能エネルギー世界展示会&フォーラム」が31日に東京・有明の東京ビッグサイトで始まる。今回は51社・団体が参加する。出展団体で、牽引(けんいん)役でもある新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の展示責任者、山田宏之新エネルギー部長に見どころなどを聞いた。

――脱炭素に向けた取り組みが活発化している


インタビューに応じるNEDOの山田宏之新エネルギー部長=川崎市幸区

「政府が2050(令和32)年までのカーボンニュートラル(温室効果ガス排出実質ゼロ)を目指すと宣言して以降、社会全体で何とか間に合わせようという雰囲気が醸成されている。企業は自分たちのビジネスに再生可能エネルギーをどう取り込むかをこれまで以上に真剣に考え、消費者らもそこを評価しはじめている」

――太陽光では軽量で薄くて曲げることができるフィルム型の「ペロブスカイト太陽電池」を昨年に続き展示する

 「従来と異なるのは大きさ。この次世代太陽電池はビルの壁面などで使うことが想定されており、比較的大きな面積のものが求められている。これまで参考展示としてガラスケースに入れてこぢんまりと出展してきたが、大型化が可能になったことが分かるよう縦195センチ、横90センチのものを並べる。実用段階に入ったことを実感してもらえると思う。このほか、風力、バイオマス、地熱発電などの先端技術を展示する。成果報告会も行う」

――展示会で見てほしいのはどういうところか

 「再エネ発電技術などは参加企業・団体の努力で進化し、コストも下がり、広まろうとしている。近い将来、さらに身近なものになる。その可能性を展示物を通して感じてほしい」(佐藤克史)


  • 開催期間:1月31日(水)〜2月2日(金)。午前10時から午後5時まで
  • 場所:東京ビッグサイト(東京都江東区)
  • 主催:再生可能エネルギー協議会
  • 特別協力:産経新聞社
  • 同時開催展:地球環境とエネルギーの調和展、DER Microgrid Japan、海洋産業技術展ほか

※詳細は展示会公式サイト

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