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宇宙際タイヒミューラー理論を提唱、望月新一氏らに賞金10万ドル 京都大に寄付の意向
京都大の望月新一教授が平成24年に発表し、数学の難問である「ABC予想」を証明したとされる「宇宙際タイヒミューラー理論(IUT理論)」に関する国際的な研究集会が2日、東京都中央区で始まった。
京都大の望月新一教授が平成24年に発表し、数学の難問である「ABC予想」を証明したとされる「宇宙際タイヒミューラー理論(IUT理論)」に関する国際的な研究集会が2日、東京都中央区で始まった。望月氏をはじめ、国内外の数学者ら50人以上が参加し、5日まで研究成果の発表などが行われる。
研究集会に合わせ、同理論の発展に重要な貢献を果たした論文の執筆者に贈られる「IUTinnovator賞」の最初の受賞者として望月氏ら5人が選ばれ、賞金10万ドル(約1500万円)の贈呈が発表された。賞金は望月氏らの意向により、同氏が所属する京都大数理解析研究所に寄付される見通し。
同賞は、昨年6月に動画配信サービス「ニコニコ動画」を運営する「ドワンゴ」創業者の川上量生(のぶお)氏が中心となって設けられた宇宙際幾何学センターが、専門家に審査を委託。今後10年間にわたり、毎年受賞者が発表される。
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