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令和5年のレジャー、国内観光が2年連続で参加率1位 「仕事より重視」65.7%

日本生産性本部は22日、令和5年の余暇の過ごし方を調査した「レジャー白書2024」速報版を公表した。

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産経新聞

 日本生産性本部は22日、令和5年の余暇の過ごし方を調査した「レジャー白書2024」速報版を公表した。これによると、「国内観光旅行(避暑、避寒、温泉など)」が48.7%と前年より5.9ポイント上昇し、2年連続で参加率の最も高い余暇活動となった。2位は外食(39.2%)で、3.4ポイント増えて前年の4位から順位を上げた。昨年5月に新型コロナウイルスが感染症法上の「5類」に移行され、外出を伴う余暇活動が上昇傾向にある。


多くの観光客でにぎわう清水寺参道=京都市東山区(渡辺恭晃撮影)

 調査は15〜79歳の男女を対象に、今年2月にインターネット上で実施した。有効回答者数は3303人だった。アンケートをベースに、ある余暇活動を5年の1年間で1回以上実施した回答者の割合を「参加率」、希望はあるが実現していない割合を「潜在需要」と定義した。

 上位の国内観光旅行、外食はともに前年を上回ったものの、コロナ禍前の元年の参加率54.3%(国内観光旅行)、43.7%(外食)には届かなかった。年後半の物価高の影響を受けた可能性があるという。3位は動画鑑賞(37.0%)、4位は読書(36.3%)と続いた。潜在需要の高い余暇活動では海外旅行が21.5%で1位だった。

 また、「あなたは仕事(勉強や家事を含む)と余暇のどちらに重きを置いていますか」と尋ねたところ、余暇を重視する人(「仕事よりも余暇の中に生きがいを求める」「仕事は要領よく片付けて、できるだけ余暇を楽しむ」の合計)が65.7%と過去最高となった。日本生産性本部の担当者は「(仕事とプライベートを充実させるための取り組みを指す)『ワークライフバランス』の考え方が浸透したためではないか」と分析した。

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