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スズキとエステー、車酔い対策の消臭芳香剤を開発 北海道トドマツの効果で不快感軽減

空気をさわやかにする森林の効果に着目したエステーの研究成果を、スズキとの協業で車内の不快感の軽減に最適化した。

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産経新聞

 スズキとエステーは11日、車酔い対策用の消臭芳香剤を共同開発したと発表した。空気をさわやかにする森林の効果に着目したエステーの研究成果を、スズキとの協業で車内の不快感の軽減に最適化した。スズキの販売店とECサイトで来春から発売する予定。想定価格は本体が2千円、詰め替え用が千円。


スズキとエステーが共同開発した自動車用の消臭芳香剤=11日、東京都新宿区

 開発した車向け専用の消臭芳香剤「エアフォレスト ヨワン」は、エステーグループの日本かおり研究所(東京都新宿区)が全国60カ所以上の森林の空気を比較・分析し、特にさわやかにする効果が高かった北海道トドマツの天然精油を配合したのが特徴。この精油を使い、実際の車内で、においの感じ方の検証を繰り返し、車特有のにおいの不快感を軽減できる商品に仕上げた。


共同開発した車酔い対策の消臭芳香剤をアピールする、スズキの瀬尾洋幸コーポレートベンチャリング事業担当(右)と日本かおり研究所の奥平壮臨社長=11日、東京都新宿区

 スズキの社内調査によると車に酔いやすい人の約6割は車内のにおいに困っていたという。同社は、ドライバーには起こりにくいが乗員に多く発生する車酔いが、自動運転技術の導入などで将来的に増加すると見込み、対策を検討。早期に対応できる取り組みとして消臭芳香剤大手のエステーと協業した。

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