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大阪ガス、日米合意のアラスカLNG開発に慎重姿勢 海外事業好調で純利益は57%増

海外のエネルギー事業が伸長したほか、国内のガス販売も好調に推移。

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産経新聞

 大阪ガスが31日発表した2025年4〜6月期連結決算は、売上高が前年同期から横ばいの4709億円、純利益が前年同期比57.6%増の485億円だった。海外のエネルギー事業が伸長したほか、国内のガス販売も好調に推移。液化天然ガス(LNG)の調達コスト上昇分をガス・電気料金に反映させるまでのタイムラグ差益も業績を押し上げた。


大阪ガス本社ビル=大阪市中央区

 国内のエネルギー事業は、ガス販売量が前年同期から6100万立方メートル増加。4月ごろの水温が例年よりも低かったことから一般家庭へのガス販売が伸びた。業務用も既存顧客の設備稼働により増加した。

 海外のエネルギー事業は、シェールガスの生産開発事業が好調に推移するなどした影響で、売上高、利益ともに過去最高となった。

 一方、トランプ米大統領がアラスカの液化天然ガス(LNG)開発に向けて日本との間で「合弁事業を立ち上げる計画だ」と表明したことについて、栗山亮財務部長は「開発計画の詳細も明らかになっていないので、詳細を今後見極めていく必要がある」と慎重な姿勢を示した。

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