検索
ニュース

RIZAP瀬戸社長、1800店のチョコザップ「遅くとも10年以内に8000店目指す」

現在国内で約1800店を展開する24時間営業の小規模無人ジム「chocoZAP(チョコザップ)」について、「遅くとも10年以内に目標とする8千店を目指す」ことを明らかにした。海

PC用表示 関連情報
Share
Tweet
LINE
Hatena
産経新聞

 トレーニングジムを運営するRIZAP(ライザップ)グループの瀬戸健社長は14日、産経新聞の取材に応じた。現在国内で約1800店を展開する24時間営業の小規模無人ジム「chocoZAP(チョコザップ)」について、「遅くとも10年以内に目標とする8千店を目指す」ことを明らかにした。海外ではすでに進出済みの米国、香港、台湾の3カ国・地域の事業を強化するとともに、韓国やシンガポールなど5カ国にも近々進出する。


産経新聞のインタビューに応じたRIZAPグループの瀬戸健社長=14日、東京都新宿区(永田岳彦撮影)

 2022年に開始したチョコザップは、現在は全て直営店だが、商標やノウハウなどを加盟店に提供するフランチャイズチェーン(FC)の1号店が12月にオープンする。過疎地域への出店や無人ジム運営に関するノウハウも蓄積してきており、13日発表した2025年9月中間連結決算ではチョコザップ開始以来、初となる7〜9月期単体での最終利益を計上した。収益基盤確立を受け、今年度下期は直営で200店、FCで100店を目標とする積極的な出店を再開。目標に掲げる国内8千店体制に向け、自力での出店に加え、市区町村など地方自治体との連携での物件確保も推し進める考えだ。

 海外事業では、現在7店のチョコザップがある香港は、25年度中にも新たに5店を出店。計12店とする。台湾も1店から2店増やし3店体制にする。

 瀬戸氏は、タイ、ベトナム、マレーシア、シンガポール、韓国の5カ国で新規出店に向けた物件の具体的な選定や当局の許認可への対応など必要な手続きを進めていることも明らかにした。5カ国のジムに対する需要について、瀬戸氏は「経済が成熟し、自身の健康などに投資する状況になっている」と分析。無人運営のノウハウを最大限活用するなどコストを抑えて参入することなどで、一定のシェア確保は十分可能との認識を示した。(永田岳彦)

copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.

ページトップに戻る