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「番組が人々の生きる力に」18年ぶりNHK内部出身会長に就任の井上樹彦氏、会見で決意
NHK前会長の井上樹彦氏が25日付で〝生え抜き〟の会長に就任した。会長は6代連続で経済界出身者で、内部出身は実に18年ぶり。28日に行われた就任会見では、組織内の人材を把握している強みを生かし、「チームNHKが一体となり、総力戦で難題に臨む」と決意を述べた。
NHK前副会長の井上樹彦氏が25日付で〝生え抜き〟の会長に就任した。会長は6代連続で経済界出身者で、内部出身は実に18年ぶり。28日に行われた就任会見では、組織内の人材を把握している強みを生かし、「チームNHKが一体となり、総力戦で難題に臨む」と決意を述べた。
スマートフォンの普及などメディア環境が多様化し、テレビ離れが進む現代。受信料収入は6年連続で減少し続け、経営環境は厳しい。だからこそ公共放送のかじ取り役として、良質な番組や災害報道などを念頭に「コンテンツの力が競争力の源泉。放送や配信を通して人々を励まし、人々の生きる力となる存在でありたい」と強調した。
福岡県出身。「小学校で学級新聞を1人で作ってしまい、次々と書きたいことが出てきた」という、生粋の記者志望だった。早稲田大卒業後の昭和55年に入局し、政治部で自民党三木派を担当。明治生まれの政治家、河本敏夫の気骨に触れ、後に政治部長も務めた。
NHK予算は国会承認が必要なだけに、政治との距離の近さを懸念する声もあるが、「公平公正な報道はNHKの根幹。報道出身の会長として、しっかり守りたい」。
趣味はギター。吉田拓郎に高校時代から憧れ、「春の風が吹いていたら」が愛唱歌だ。当時のバンド仲間とのセッションに、今も加わる。(飯塚友子)
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