第12回町工場見本市 19日開幕 ”モノづくり”極める57社集結 東京国際フォーラム
東京都葛飾区の町工場を中心とした57社が技術や製品を披露する展示会「第12回 町工場見本市2026」(主催・葛飾区、東京商工会議所葛飾支部、運営・産経新聞社)が19日、東京都千代田区丸の内の東京国際フォーラムで開幕する。「中小にしかできない『技術(こと)』がある」をテーマに、機械、金属、プラスチックなど多様な分野の中小製造業者らが各ブースで”モノづくり”の技を紹介する。20日まで。
東京都葛飾区の町工場を中心とした57社が技術や製品を披露する展示会「第12回 町工場見本市2026」(主催・葛飾区、東京商工会議所葛飾支部、運営・産経新聞社)が19日、東京都千代田区丸の内の東京国際フォーラムで開幕する。「中小にしかできない『技術(こと)』がある」をテーマに、機械、金属、プラスチックなど多様な分野の中小製造業者らが各ブースで”モノづくり”の技を紹介する。20日まで。
会場には、葛飾区と東商葛飾支部が認定した区内の製品・技術のブランド「葛飾町工場物語」や、葛飾区、荒川区、台東区の共同プロジェクト「東京TASKものづくりアワード2025」の応募製品を紹介するコーナーも設置する。
19日には、全国の中小企業の後継者が、新規事業プランを競う「アトツギ甲子園」(中小企業庁主催)の出場経験者を集めたプレゼンテーションも行う。20日は「VUCA(変動性、不確実性、複雑性、曖昧性)時代」や「身の丈DX(デジタル・トランスフォーメーション)」をテーマに、学識経験者らが登壇する。
入場は無料(ウェブでの事前来場登録を推奨)。開場時間は午前10時から午後5時まで(19日は4時半まで)。詳細は2次元コードから。
町工場見本市の発展を第1回から見守ってきた葛飾区の青木克徳区長(77)に、ものづくりの課題や見本市の意義を聞いた。
――葛飾区の町工場の特徴と課題は
「葛飾区には900カ所近い工場があり、明治時代から続く製造業者も多い。大手のおもちゃメーカーに加え、かつては製紙会社もあった。住宅地化が進んだ近年は工場の数が減っているが、大企業の下請けではなく、色々な企業から個別に仕事を請け負うところが増えた。それぞれ優れた技術を持っているが、経営者の高齢化が進む中で、後継者不足が深刻化している」
――町工場の課題解決に向けての取り組みは
「新製品、新技術の開発費の補助を行っている。区内の企業が(区内にキャンパスを構える)東京理科大の学生、教授らと交流する機会を設け、産学連携にも力を入れてきた。在庫の管理を円滑にするソフトウエアの導入など、業務のデジタル化に対する支援にも取り組んでいる。町工場には人工知能(AI)とは異なる『手につけている技術』がある。それは人が伝承していかないといけない。関係企業と連携し、発信を強化していく」
――町工場見本市の意義や狙いは
「企業のみなさんが見本市に最も期待しているのは、やはり販路拡大だろう。中小企業にとっては、安定的にいくつかの仕事を持っていることが非常に重要だ。発展性のある技術を持っていても、新しい分野に力を入れていかないと、培ってきたものが途絶えてしまう。区内外への販路を見いだしてほしい」
――今年の町工場見本市の見どころは
「目玉企画は『アトツギ甲子園』の出場経験者による新規事業プランのプレゼンテーションだ。全国から企業を招致し、区内の出展企業も登壇する。セミナー形式ではなく、出展企業や来場者も参加できるような企画だ。経験の幅を広げてヒントを得ることで、新たなアイデアやチャンスが生まれる。交流の場として多くの人に参加してもらいたい」(聞き手 永礼もも香)
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