幸せでいるための12の行動習慣:海外ベストセラーに学ぶ、もう1つのビジネス視点(1/3 ページ)
さまざまな「幸せになるための訓練」を毎日行うことで、幸せになるための行動習慣を身につけることができるという。
この記事は、洋書配信サービス「エグゼクティブブックサマリー」から記事提供を受け、抜粋を掲載したものです。サービスを運営するストラテジィエレメントのコンサルタント、鬼塚俊宏氏が中心となり、独自の視点で解説します。
3分で分かる「幸せでいるための12の行動習慣」の要点
- 幸福とは主に心のあり方である
- 突き詰めれば、幸福が人生の外的環境によって決まることはない
- 他の人より遺伝子的に強く幸福を求める人がいる
- 臨床的うつ病の人を除いて、自らそう望めば人は今より幸せになることができる
- 幸福な人のほとんどは、共通して「幸せになるための行動習慣」を持っている
- 幸福になるには、自分自身の新しい「幸せになるための行動習慣」を確立すること
- そのような習慣を身につけることは難しいことであり、献身的に努力をする必要がある
- さまざまな「幸せになるための訓練」を毎日行うことで、幸せになるための行動習慣を身につけること
- そのような訓練には、人生を楽しむ、自分の持っているものに感謝する、今この一瞬を楽しむことなどが挙げられる
- その人の性格やライフスタイル、備わっている特性によって、一番効き目のある訓練は変わってくる
この要約書から学べること
- 幸福になるために必要なもの
- 幸福の「設定値」とは
- より幸せになるための12の行動習慣と5つのコツ
本書の推薦コメント
歌手のボビー・マクファーリンが1988年にリリースした「ドント・ウォーリー・ビー・ハッピー」はメガヒットを記録しました。この踊りだしそうなほど陽気でハッピーな曲は世界中を駆け巡り、リスナーを魔法のように元気づけました。もしこの歌詞のように簡単に幸せになれるのなら、どんなにいいでしょう。実際、幸せになるにはかなりの取り組みと努力を要します。
しかし、心理学者のソニア・リュボミラスキーは、幸せは、例え宇宙一不幸な人でも、必ず手に入れられるものだと保証しています。リュボミラスキーは、効果の実証された心理学的戦略をいくつか紹介し、真面目に取り組めば効く理由を説明しています。
彼女の提案する気持ちを高めてくれるテクニックを心に留め、実行し、自分の人生の幸福度を高めてください。マクファーリンの曲を聞いて元気になれる人もなれない人も、リュボミラスキーの科学的な幸福誘導テクニックを試してみることをお薦めします。心配しないで、幸せになりましょう。きっと効果があるはずです。
「幸せ」って何でしょうか? 特に現代においてはライフスタイルや、価値観が多様化して、「幸せ」についての概念も人それぞれで大きく変わりました。日本においても、バブルの頃は、良い学校に行き良い会社に勤めて、安定した生活を送ることが、幸せの基準と考えられていた時代もありましたが、それはもはや過去のことです。
そもそも「幸せ」とは人それぞれの価値による判断でしかありませんが、場合によっては、状況などを知る上であらゆるものと比較してみることも重要です。そのような情報を元に自らがその目標に突き進む意欲を持つことも大切でしょうし、それができる事もまた一つの幸せと判断できると思います。つまり、「幸せ」とはそれぞれの人の心の持ちようと考えられます。
しかしながら、自分が「幸せ」とどうしても考えられない人がいることも事実です。人生は人によってそれぞれの長短がありますが、1度きりであることは間違いありません。そうであるなら、自らの「幸せ」を追求してみる事も良いのではないでしょうか? それこそが幸せであるとも言えると思います。
本書、「幸せでいるための12の生活習慣」では、自分自身が思う「幸せ」をより実感するために、どのような心の持ち方で日々の生活を送ることが大切なのかについて書かれています。人として生きている以上、幸せを追求することも人間の権利であるわけですから、是非、そうした「幸せ」を感じ取れる一つのマニュアルとしてこの書を役立ててみてください。
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