ニュース
金商法プロ・アマ区分の管理にSaaSを利用――りそな信託銀行
りそな信託銀行は、金融商品取引法が求めるプロ・アマ区分の対応するため、SaaS型アプリケーションの「Salesforce」を採用した。
りそな信託銀行は、金融商品取引法(金商法)が求めるプロ・アマ区分の対応するため、SaaS型アプリケーションの「Salesforce」を採用した。11月中旬から運用を開始したという。
7月31日に金融庁から金商法の施行時期が発表されたことを受け、金商法向けのソリューションを検討し、9月中旬にSalesforceの導入を決めた。
金商法では金融機関の顧客を「特定投資家(プロ)」と「一般投資家(アマ)」に区分して、金融商品の販売・勧誘を行わなければならい特定投資家制度が設けられた。銀行や証券会社は顧客を区分して、定められた説明責任を果たしていることを履歴に残しておく必要がある。
このプロ・アマ区分をSalesforceのワークフロー機能で管理し、商品販売・勧誘時の面談内容を折衝履歴として行員間で共有しているという。今後は、管理部門がダッシュボードでモニタリングできるようにし、コンプライアンス管理にも役立てたる予定だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- “SaaSバブル”に注意――導入前のチェックポイント
SaaSの登場によって、企業には新しいソフトウェア購入の選択肢が増えた。しかし、NRI主任研究員の城田氏は「冷静にSaaSベンダーを見極める必要がある」と言う。 - 企業の採用進むSaaS型アプリケーション
SaaS型と呼ばれるアプリケーションの採用が進んでいる。東京都民銀行楽天支店、中部テレコミュニケーション、小田急電鉄が、セールスフォース・ドットコムのサービスを採用するなど、企業向けソフトウェアの新形態として着実に浸透してきている。 - 案件管理システムを2日で構築 SaaS利用の東京カンテイ