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インターネットで加速するコンテンツ経済(後編)新世紀情報社会の春秋(2/2 ページ)

コンテンツビジネス全体がインターネットの進化とともに変化してきている。コンテンツの所有概念1つとってもその兆しははっきりと見える。

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「コンテンツ・アズ・ア・サービス」新たなサービスの時代が始まる

 このように単純に配信という観点だけで考えてみても、コンテンツビジネスにおけるサービス化も複雑な方向に進みつつあるように思える。さしあたりこれを「コンテンツ・アズ・ア・サービス」とでも呼べばいいのだろうか。そして「アズ・ア・サービス」に共通する特性として、そこに他の領域の様々な価値がマッシュアップされていくことになる。

 今回はあまり触れなられなかったが、映像に求められる価値として、それを共有することでコミュニケーションの媒介としての役割がクローズアップしていることは、YouTubeやニコニコ動画の状況を見れば明らかだ。

 コンテンツそのものがインターネットを中心とする構造変化で大きな役割を担うようになりつつあるなか、それ自身の流通やビジネスモデルも大きく変化し、利用者のコンテンツに対する意識や求める価値は急速に変化してゆくことになるだろう。

プロフィール

なりかわ・やすのり

1964年和歌山県生まれ。88年NEC入社。経営企画部門を中心にさまざまな業務に従事し、2004年より現職。デバイスからソフトウェア、サービスに至る幅広いIT市場動向の分析を手掛けている。趣味は音楽、インターネット、散歩。


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