ニュース
日立グループ、環境経営推進に向け「CEnO」を設置
日立グループは、環境経営推進に向けて12月1日付けで「CEnO」(Chief Environmental Strategy Officer:最高環境戦略責任者)を設置した。2025年度にはグループ全体の製品で1億トンのCO2排出抑制を目指す。
日立グループは12月20日、12月1日付けでグループの環境経営戦略を統括する「CEnO」(Chief Environmental Strategy Officer:最高環境戦略責任者)を設置したと発表した。2008年1月には「地球環境戦略室」も設置し、2025年度にはグループ全体の製品で1億トンのCO2排出抑制を目指す。
同社は、2006年に中期計画「環境ビジョン2015」を策定しているが、これを加速させるため長期計画となる「環境ビジョン2025」を今回策定した。
「環境ビジョン2025」では、2025年度までに世界全体で日立グループ製品によるCO2排出抑制量1億トンの実現を目指しており、材料、部品を始め、システム、サービス・ソリューションすべての面で、環境効率を追求。グループ全製品を環境適合製品にすることなどを掲げている。
推進体制として、グループの環境経営戦略を統括するCEnOのポストを設置するとともに「地球環境戦略室」を来年1月に設ける。
また、地球温暖化防止の分野では、発電関連製品と省エネ製品の事業を強化。生態系保全や資源循環利用分野にも投資を集中させ、環境事業の拡大強化を図るとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 最大50%削減――日立、データセンターの省電力プロジェクトを開始
日立製作所は、今後5年間でデータセンターの消費電力を最大50%削減することを目標としたプロジェクトを立ち上げた。 - 日通に見るグローバル物流、生き残りの条件
物流は経済活動の根幹を支える重要機能だ。その重要性は近年にさらに増しており、ユーザーから寄せられる要求も高度化。日本通運の川合正矩社長は「グローバル化への適切な対応は生き残るために不可欠だ」と語る。 - 会社を変えた社員の声――富士ゼロックスが見つけた次の価値
ITの飛躍的な発展は経済のグローバル化を加速させる一方だ。このうねりを乗り越えるために、富士ゼロックスが気が付いたものとは? - 環境に優しいPCなら「割高でもいい」12%