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鈴与、CO2排出量算定シミュレーションシステムを導入 顧客の排出量削減要望に対応

鈴与は、在庫管理システムのデータを利用してCO2排出量を算定する「CO2排出量算定シミュレーションシステム」を導入。顧客の排出量削減要望に応えたサービス提案などを可能にする狙い。

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 港湾物流大手の鈴与は1月7日、在庫管理システムのデータを利用してCO2排出量を算定する「CO2排出量算定シミュレーションシステム」を導入したと発表した。全国79カ所の倉庫拠点に導入している在庫管理システムと連携し、輸送モードに応じたC02排出量を算定。顧客の排出量削減要望に対応したサービス提案などを可能にする狙い。

 同システムには富士通の「LOMOS/EC」を採用。在庫管理システムの出荷予定データや出荷実績データを活用し、納品先の距離や重量、輸送便などをCO2計算式に当てはめて排出量を計算。輸送モードの変更による排出量の削減効果計算などのシミュレーションを可能にした。

 鈴与ではこれを武器に、トラック輸送に頼っている顧客にモーダルシフトを訴え、鈴与が基盤を置く清水港を利用するメリットを提案していく。

 2006年の改正省エネ法により、特定荷主や特定運送事業者は年度のCO2排出量実績報告と翌年度のCO2排出量削減目標値を提出する必要がある。

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