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【第1回】中堅企業のCIOは、面白い!ビジネス戦略を実現した辣腕CIOの素顔に迫る(1/2 ページ)

2007年のCIO DECISIONSミッドマーケットITリーダーシップアワードを受賞したリーダーは、重要な技術的側面において意思決定のパフォーマンスを発揮し、それぞれの企業のビジネス戦略を実現している。彼らの成功の秘訣は何なのか? 具体的な方法は? その素顔をリポートする。

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 中堅企業では、優れたITリーダーシップはおのずと目立つ。問題を顕在化させ、従来の枠組みを揺さぶり、議論に火をつけるからだ。そうして変化の波が生まれ、広がっていく。成長企業で手腕を振るう革新的なITリーダーは、そのうねりの中にいる。

 「われわれのような中堅企業では、会社が変わろうとしているときや、新しい技術を取り入れてビジネスに生かしていこうとしているときには、その変化が肌で感じられる」と、キャムデンプロパティトラストのCIO、マリア・アンジロッティ氏は語る。同社はテキサス州ヒューストンに本社を置く年間売上高6億3500万ドルの不動産会社だ。

 「1つ1つの動きがすべて感じられる。これは非常にやりがいがある」

マリア・アンジロッティ氏
キャムデンプロパティトラストのマリア・アンジロッティCIO

 キャムデンに入社する前は、アンジロッティ氏はITキャリアの多くを、ヒューストンにある年商20億ドルのダイナジーで過ごした。「大企業では、自分が変化を起こしていると実感するまでに時間がかかる」と同氏は振り返る。

 アンジロッティ氏は最近、中堅企業のCIOの多くが直面している公共料金の上昇という問題に取り組んだ。キャムデンのIT部門は、13万ドルの費用をかけてWebベースの公共料金集中課金システムを設計、導入。4カ月以内に投資を回収した。同社は今年、この社内課金システムにより、約120万ドルのコストを削減できる見通しだ。

 「中堅企業では、プロジェクトを厳選して予算を配分するため、プロジェクトをいざ実行するときには、必ず完了させて結果を出さなければならない」(アンジロッティ氏)

 CIO DECISIONSミッドマーケットITリーダーシップアワードの受賞者は、いずれも技術を活用して、収益に貢献する具体的な成果を上げている。限られたリソースという制約をものともせず、自社がグローバルな市場でより大規模かつ強力なライバルと競争するために必要な、スタッフ体制を構築し、技術を実装している。

 彼らが採用時に託された課題は、レガシーシステムのリエンジニアリングや、重要プロジェクトの立て直し、ITとビジネスの新たな橋渡し、あるいは、最近では中堅企業にしか見られない急激な成長をサポートすることだ。

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