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中国で最も好感度の高い日本企業はキヤノン、全体ではIBMが首位――日本ブランド戦略研究所調べ
五輪で沸いた北京をはじめ中国の消費者層が評価する企業ランキングを日本ブランド戦略研究所が発表した。
日本ブランド戦略研究所は9月1日、中国に進出する主要120社の現地における企業イメージ調査結果を発表した。日本企業ではキヤノンが好感度ランキングで9位に入った。
同調査は、「食品・水産」や「運輸」「サービス」など9業種の分類に従い、中国に進出する日系企業79社、中国企業11社、そのほかの海外企業30社を対象に実施。2008年7月3日〜15日の期間で、北京、上海、広州に居住する20歳〜59歳までの学生と就労者(月収2500元以上)の計1200人がインターネットで回答した。
最も好感度の高い企業はIBMで、次いでMicrosoft、Nokiaと欧米企業が占めた。日本企業はキヤノンが最高で9位、以下、ソニー(23位)、ニコン(28位)、トヨタ自動車(30位)、資生堂(33位)となった。中国企業のトップは青島ビールで、全体の6位に入った(図1)。
IBMが1位になった要因として「グローバルで一流企業であることや、就職したい企業として学生から非常に人気が高い」(日本ブランド戦略研究所担当者)ことが挙げられるという。キヤノンについては「商品や広告の認知度が高く、ブランド戦略が浸透している」(同)としている。
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