日本流「チーム型マネジメント」
【第1回】グローバルマネジメントの位置付け(1/2 ページ)
これまでの連載「加速するグローバル人材戦略」では、経営理念からグローバル戦略、新興国市場の台頭とグローバル企業の事例について述べた。新連載『日本流「チームマネジメント」』では、製造業を中心とした日本企業の視点から、世界規模でチーム型マネジメントを実践する方法や事例について述べる。
市場がグローバル化するにつれ、企業はナレッジや人材などのリソースを世界規模で共有し活用する必要に迫られる。グローバルマネジメントとは、ヒト、モノ、カネなどのリソースを世界規模でデータベース化し共有するだけではない。これらのリソースをどのように活用するのか、つまり意思決定やコミュニケーションの方法を共通化し、世界で共有することが重要である。
当連載では、海外現地法人から本社までの意思決定やコミュニケーションの仕方を制度化し、行動規範にまで昇華させ、組織文化やリーダーシップとバランスをとりながら運用することをグローバルマネジメントとする。製造業を営む日本企業の視点から、あるべきチーム型マネジメントの内容や事例を述べていく。
個人主義の欧米企業とは異なり、日本企業では集団が主体であり組織の調和を重視する。日本企業におけるグローバルマネジメントの課題とは、合意形成による参加型意思決定と調和志向のコミュニケーションをチーム型マネジメントとして世界規模で確立することである。個別に運営されてきた海外現地法人に、チーム型マネジメントの共通した枠組みを構築することで、明快な判断基準と行動規範を持たせ、リーダーシップや組織文化とともに運営していくことである。ここで、グローバルマネジメントの位置付けと当連載(第1回~第10回)の対象範囲を記載する。
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