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新日石、国産バイオガソリンの生産体制確立――根岸製油所にETBE製造装置を新設
新日本石油は10月26日、新日本石油精製の根岸製油所にバイオガソリンの原料であるバイオETBEの製造装置を国内で初めて設置したと発表した。11月末から生産を開始し、国産のバイオエタノールからバイオETBEを製造する予定。
新日本石油は10月26日、同社の石油精製部門である新日本石油精製の根岸製油所にバイオガソリンの原料となるバイオETBE(エチル・ターシャリー・ブチル・エーテル)の製造装置を国内で初めて設置したと発表した。
バイオETBEは、トウモロコシやサトウキビなどの植物から製造されるバイオエタノールと石油系ガスのイソブテンを合成したもの。ガソリンとなじみやすい性質があるため、バイオガソリンの製造にはバイオエタノールから作られたバイオETBEが利用される。
根岸製油所では2007年4月から輸入バイオETBEを原料にバイオガソリンを製造・出荷しているが、同装置を新設したことにより、今後は北海道で製造された国産のバイオエタノールなどからバイオETBEが製造できるようになる。
同装置の生産能力は年10万キロリットル。試運転ののち、11月末より生産を開始する予定で、同装置で製造されたバイオETBEを配合したバイオガソリンは、東京、神奈川、山梨、埼玉、長野、群馬、栃木の系列ガソリンスタンド約1000カ所で販売する予定。
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