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東芝、原子力フロントエンド事業強化のため、米最大のウラン濃縮事業会社に1億ドル出資

東芝は5月25日、重機械メーカーの米バブコック&ウィルコックスとともに、原子力発電用ウラン濃縮事業会社の米ユーゼックへそれぞれ1億ドル出資する契約を締結したと発表した。

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環境メディア

 東芝は5月25日、重機械メーカーの米バブコック&ウィルコックスとともに、原子力発電用ウラン濃縮事業会社の米ユーゼックへそれぞれ1億ドル出資する契約を締結したと発表した。

 ユーゼックは米国最大のウラン濃縮事業会社で、米国の原子力発電所を中心に濃縮ウランを供給している。また、原子力発電所の新設に伴う濃縮ウランの需要増加に対応するため、新技術を採用した新型遠心分離機の開発も進めている。

 東芝はこれまで、カザフスタンのウラン鉱山開発プロジェクト「ハラサン鉱山プロジェクト」への参画や、カナダのウラン生産・販売事業者であるウラニウム・ワンへの出資、原子燃料の製造などを手がける英スプリングフィールズの事業取得、ロシアのテクスナブエクスポートとの原子燃料分野の事業化構想の検討など、原子力フロントエンド事業の強化を進めている。

 ユーゼックへの出資もこの一環で、行政許認可などの諸手続きを経て出資が完了すれば、原子力フロントエンド事業の一貫体制を確立でき、原子燃料供給体制をさらに強化できるとしている。

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