三菱東京UFJ銀行が、2012年度から10年ぶりに法人税の納税を再開する見通しとなった。同行の永易克典頭取は15日の中間決算の会見で「(12年度からの納税再開は)堅い」と述べ、法人税の納税を再開できるとの認識を示した。今年度の業績が上向けば、11年度から納税を再開する可能性もあるという。
三井住友銀行も、早ければ12年度からの納税再開を目指す。みずほ銀行、みずほコーポレート銀行は目標時期を明らかにしていないが、13年度までに再開する見通しだ。
法人税は、単年度の赤字を「繰越欠損金」として翌年度以降の黒字から差し引くことができる。大手銀行は、過去の不良債権処理で巨額赤字になったため、税を免除されてきた。
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