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ぬるい部下に悩む上司その2:ビジネスマンの悩み相談室(2/3 ページ)
あなたは自身のミッションを持っているか。ミッションがないと、何のために仕事をしているのかが見えなくなる。そして、頑張っても何も見返りがない、自分が得るものは何もないと感じると頑張らなくなってしまう。
ミッションを持つにはどうしたらいいか
ここで聞きたい。あなた自身はミッションを持っているだろうか。
実は、最近のリーダーを見ていて、このミッションを持っていない人が多いとも感じる。組織のミッション、自分のミッションをまず持ってほしい。ミッションを持つためには、どのようにしたらいいだろうか。それは、次のことを問うてみることである。
・我々のお客様は誰だろうか、我々の事業は誰のためにあるのか
・我々の仕事が社会に貢献する価値は何か
・我々の仕事は何のために存在するのだろうか
・我々は社会にどんな影響を与えたいだろうか
ここで大切なのは、お客さま視点を持つことである。ビジネスが存在するのは、お客さまがいるからであり、そこから出発して自分たちの仕事の価値、社会へのインパクトを考えていく。すべてはそこからスタートする。
そして、自分のミッションが明確になったならば、それを組織で共有し、浸透させていかなければいけない。事あるごとに口にし、くり返し、くり返し話していくことが切である。人材育成をする場では、それがより一層求められる。実際の作業を覚えさせるとともに、会社が目指すもの、そのミッションを体に染みつかせるくらいでなければならない。
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