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ぬるい部下に悩む上司その2ビジネスマンの悩み相談室(3/3 ページ)

あなたは自身のミッションを持っているか。ミッションがないと、何のために仕事をしているのかが見えなくなる。そして、頑張っても何も見返りがない、自分が得るものは何もないと感じると頑張らなくなってしまう。

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ミッションに磨きをかける

 ちなみに、わたしのミッションは次のとおりである。

 「クライアントの目的達成の実行を支援すること」そして、そのために目標達成を支援する集団をつくることをビジョンとして掲げ、企業の持続的成長を促すビジネスコーチを作りたいと考えている。

 このミッションができるまでにどれくらい時間がかかっただろうか。わたしは、8年考え抜いてたどり着いた。問題意識を持ちながら、日々考え続け、アップデートさせ、ここに到達した。こだわるとさらに磨きがかかり、とがっていき、より良いものになっていく。ミッションは磨き上げていくことが大切である。

 わたし自身はこのミッションを持ったことで、クライアントが明確になった。

 ・この人(組織)は明確な目標を持っているか

 ・この人(組織)は目標に向かってコミットメントするか

 この2つが弊社のクライアントを選ぶ基準となり、これらを実行できない人(組織)の仕事は受けないようになった。明確な目標を持ち、目標に向かってコミットメントしていくクライアントの実行を支援する。それに大きなやりがいを感じている。

 あなたはミッションは持っているだろうか。見つかっているのであれば、それを周りの人に話し、共有してほしい。もし今持っていないならば、ぜひ見つけてみんなと共有してほしい。

 あなた自身がミッションを見つけ、それを社員と分かち合えれば、ぬるい社員は生まれないはずである。


著者プロフィール

細川馨(ほそかわ かおる)

ビジネスコーチ株式会社代表取締役

外資系生命保険入社。支社長、支社開発室長などを経て、2003年にプロコーチとして独立。2005年に当社を設立し、代表取締役に就任。コーチングを勤務先の保険会社に導入し、独自の営業システムを構築、業績を著しく伸ばす。業績を必ず伸ばす「コンサルティングコーチング」を独自のスタイルとし、現在大企業管理職への研修、企業のコーポレートコーチとして活躍。日経ビジネスアソシエ、日経ベンチャー、東商新聞連載。世界ビジネスコーチ協会資格検定委員会委員、CFP認定者、早稲田大学ビジネス情報アカデミー講師。「ビジネスマンの悩み相談室」は電子書籍でも配信中。「自分は頑張っていると主張する部下に悩む上司」「ぬるい部下に悩む上司」「若い人には横から目線で共感する」(各250円)



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