鳴り物入りの切り札、PureSystemsがラスベガスデビュー：IBM Impact 2012 Report（2/2 ページ）

ラスベガスで開幕したIBM Impact 2012では、最適なアプリケーション環境を自動的にデプロイできるPureApplication Systemsが初日のジェネラルセッションで披露された。

[浅井英二，ITmedia]

　IBMはこの日、パートナーや顧客らがパターンを作成できる「IBM Virtual Pattern Kit for Developers」と、そのパターンをテストできる90日間無償のトライアルプログラム「PureSystems Cloud Trial」を発表している。アプリケーションとパターンは、「PureSystems Centre」と呼ばれるポータルからダウンロードできる。既に触れたOneTree Solutionsをはじめ、これまで125のISV150のソリューションを提供しているが、さらにエコシステムを拡大するのが狙いだ。

　この日、IBM自身も「Business Process Management」「Business Intelligence」「Social Collaboration」など、PureApplication Systemsに最適化されたシステムのパターンを新たに追加している。

　プライベートクラウドでPaaSを提供するために最適化されたPureApplication Systemsは、ゲームの流れを劇的に変える切り札といえるだろう。

　「PureApplication Systemsは、まさにGame changer。みなさん、準備はいいですか？ 恐れないで、みなさんならできる」（ウィークGM）