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仕事の9割は話。だったらおもしろいほうがいいじゃないか!ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術(1/2 ページ)

スイッチを変えて「実行する」。既成の概念を捨て取り組んでみよう。ガリガリ君は食べるだけではありません。さてあなたのアイディアは?

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ビジネス書の著者たちによる連載コーナー「ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術」のバックナンバーへ。


 今回の本は、渋谷の某ホテルで麻婆豆腐を編集者と食べている時に生まれました。「野呂さん、今、テーマが決まりました。"話が面白い"ということで……、アスコムの編集者、黒川精一さんと作ったのがこの本である。表紙では、鷲が「!(ビックリマーク)をつかんでいます。題して「鷲掴み」。一応尊敬する秋元康先生にあやかって48の話し方をピックアップしました。(AKB48より……)


「話のおもしろい人」の法則

 さて、あなたもひとつの疑問が浮かぶと思います。「本を読んだぐらいで面白くなれるのか?」正直に言います。呼んだぐらいでは面白くはなれません。スイッチを変える必要があります。そして、大切なのは「実行する」ことです。

 過去、こんな人がいました。セミナーにいってみると、松葉杖。なんと、足の骨を折っていたのです。「交通事故高飛びと幅跳びで新記録をだそうとして失敗しました……」と、交通事故をギャグにしていました。(本当に痛そうでしたけど)先日も、某会社の取締役と会食したら腕を骨折。「オリンピックを見てモーグルに感動したんでやってみたら……着地に失敗して……」当然だろうと思うのですが、事故を笑って済ますことができるのは、間違いなく「面白い人」なのです。あまりにも自社製品に夢中になってホームに転落した人もいました。さすが!(笑っていいものやらダメなのやら)

話が面白くなる戦略1「カメレオン作戦」

 では、せっかくなので、本著にも書いた、ボクが使っている作戦をお伝えしましょう。

 あなたはカメレオンを知っていますよね? 当然のことながら。アフリカやスリランカに生息する爬虫類で主食は昆虫……などの情報はいりません。大切なのは身体の色が変わることです。そう、敵に襲われたり、餌の昆虫に気が付かれないために身体の色を自由自在に変えます。とはいえ、ボクの身体が、自由自在に色が変わり、擬態になるわけではありません。

 もし、そんなことができたら放送作家をやったりコンサルタントをしている場合ではありません。ボクもやっている「奇跡体験!アンビリバボー」に出演できます。「ついに出た! 自在に体の色が変わるカメレオン人間」ということで大人気です。多分、100本近く番組に出て、大金持ちになれるはずです。そんな意味ではありません。すみません。実は、会議のときに、自由自在に相手に合わせることができるのです。失礼、できるようになったのです。

 放送作家を始めた時に、会議で何を話しているのか? 全然分かりませんでした。それで、頷いたり、「ですよねー」「そうそうー」などと合わせているうちに、話せるようになったのです。会議に合わせれば、会議を乗り越えることができる。そのうちに自由自在に会議で話せるようになったのです。

 格好も変えています。クライアントのところへ行くときはネクタイをしていますが、放送局に行くときは外しています。それは、TPOです。おもしろいことだけを考えているテレビ局にネクタイは似合いません。でも、コンサルタントにはネクタイは必要なのです。そのあたりを使い分けています。会議内容もそうです。話す内容も分けています。ふざけていい会社。リラックスしていい会社などなどいろいろあります。それに合わせて、自由自在にボクという存在を変えているのです。それが今のボクです。

 ぜひともカメレオンに。そのうち一瞬で七変化も可能になります。

話が面白くなる戦略2「半沢直樹ではダメ」

 大ヒットドラマ「半沢直樹」。見た方も非常に多いと思います。あのドラマ以降、半沢直樹を目指す人々が増えています。でもちょっと場所に似合わないことも度々。それではNG。

 どうせなるなら俳優の堺雅人さんになりましょう。というのは、俳優さんは「カメレオン」だからです。銀行員の半沢直樹さんになったり、弁護士の古美門研介になったりと次々と変身できます。そう、場所によって変化ができることが何よりも大切です。ですから、目指すなら堺雅人さんを。自由自在にいろんな人になれば怖いものなしです。

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