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ゼネコン大手4社、収益性改善進み、3社増益 15年3月期

景気回復に伴う民間設備投資や公共事業の増加により鹿島を除く3社が増収増益となった。

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 ゼネコン(総合建設)大手4社の2015年3月期連結決算が13日出そろった。景気回復に伴う民間設備投資や公共事業の増加により鹿島を除く3社が増収増益となった。各社とも建築、土木で採算性を重視した受注に取り組んだことにより利益が改善した。2020年の東京五輪に向けた都市再開発が進み、首都圏を中心に大型オフィスビル建設や、公共工事が増えた。また、前期まで重荷となっていた労務費や資材費の価格転嫁が進み、収益性が改善したことが各社の利益を押し上げた。

 大成建設は開発事業で前期の反動減があったものの、好調な建築、土木事業が補った。大林組、清水建設は建築を中心に採算性の高い受注を重視することで、大幅な増益となった。一方、鹿島は国内外の工事受注が増えて増収を確保した。ただ、土木で一部の海外工事の採算が悪化したことなどが響き営業利益、最終利益とも減益となった。

 16年3月期の連結業績予想では民間設備投資や公共投資が堅調に推移するとみられ、売上高は大林組を除く3社が増収、最終利益は全社が増益を見込む。

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