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うまくいく人がしないことビジネス著者が語る、リーダーの仕事術(1/2 ページ)

一流になるためには、一流がしていることをして、していないことをしなければいい。では何をしていないのだろうか。

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一流のすることをするよりも、一流のしないことをしない

 一流になるためには、一流がしていることをして、一流がしていないことをしなければいいのです。

 それだけです。

 「自分がしていなくて、一流がしていること」というのは、まだ気づきやすいのです。むずかしいのは、何をしていないかに気づくことです。

一流は 記念写真を撮らない。


『一流の人は、○○しない うまくいく人がしない70の習慣』

 一流は、写真を撮ることを忘れるくらい感動するディズニーランドで、パレードの写真を撮っている人がいます。写真を撮るのは、それだけ冷静だということです。本当に感動している時は、パレードに見入って、写真を撮るのを忘れます。

 レストランで、おいしい料理を食べる時も同じです。本当に感動している時は、「しまった。写真を撮らなくちゃ」と思った時は、すでに食べかけです。

 最初から写真を撮っている人は、料理に感動していないのです。

 情報化社会になると一流が減るのは、記念写真が増えるからです。ディズニーランドのパレードで、ミッキーを見ないでスマホの画面ばかり見ているのです。

 これではナマの感動を味わえません。

 一流は本当に楽しんでいて、写真を撮ることなど忘れているのです。

 ニューヨークに行った時にカメラを買いました。ニューヨークで買うほうが、いいカメラが安く買えるのです。そのカメラで怖い地域の写真を撮ろうと思っていました。

 よくよく考えると、怖い地域でそんなカメラを持っていたら、盗られます。結局、写真は観光地でしか撮れませんでした。本当に撮りたいところでは、写真は撮れないのです。記念写真が、いかに感動を薄めているかということです。結局、絵はがきの確認にしかならないのです。

 しかも、それはブログに載せるための写真です。

 例えば、本当に仲のいい友達とは写真を撮りません。一緒に楽しむことがメインです。

 写真を撮っている人は、あまり仲のよくない人です。仲よくないから、「写真でも撮っておかないと」ということになるのです。ブログに載せる写真は、仲よくない人との写真です。自分の撮った写真を振り返ると、仲よしとの写真はありません。

 わざわざ仲よしと写真を撮ったりしないのです。

一流は、どこでも座らない。

 一流は、立っていても、疲れない。

 二流は、パーティーで「椅子がない」と文句を言います。とにかく席を確保して、どこででも座ろうとします。それは、しんどいからです。

 一流は姿勢がいいので、立っていても疲れません。いろいろな人に会うために、常に動きまわっています。その人のところに、いろいろな人が会いに来ます。座っているヒマはないのです。

 二流は、会いに来る人もいないし、自分から会いに行こうともしません。ただモグモグと飲み食いしているだけです。座っているにもかかわらず、どんよりした空気がたまって、疲れてきます。

 これが一流と二流との違いなのです。

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