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あなたの知識や経験に、1億円の値段がつくとしたらどうしますか?ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術(1/2 ページ)

自分のこれまで積み重ねてきたものを、起業のリスクは伴うにしても、報われる大きな報酬に変えられるとしたら……。

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ビジネス書の著者たちによる連載コーナー「ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術」バックナンバーへ。



『あなたの知識や経験を、コンサルタントになって大きな稼ぎに変える法』

 コンサルティングビジネス専門のコンサルタントという異色の専門家が、2019年1月20に新著を出し、同じ月の30日には増刷が決まる反響となっている。40代、50代のビジネスエグゼクティブであれば、自分のキャリアを生かした起業や独立を、考えたことがないという人はまずいないだろう。有利な転職ももちろんだが、自分のこれまで積み重ねてきたものを、起業のリスクは伴うにしても、報われる大きな報酬に変えられるとしたら……。そんな一つの夢について、極めて現実的な情報を提供してくれているのが本書『あなたの知識や経験を、コンサルタントになって大きな稼ぎに変える法』五藤万晶著(エベレスト出版刊)だ。そのポイントを聞いてみた。

 Q1:コンサルタントという職業は、誰でもなれるものですか?

 A1:これからの時代、仕事の現場で一生懸命働いてきた人にこそチャンスがあります。

 よく、コンサルタントという職業に関して、誤解というか偏見で語られることが多いのですが、そもそも資格などは基本的に不要です。それに決算書や財務諸表が見られて…というのも必要条件ではありません。コンサルタント業という非常に大きな枠をイメージしてもらうと分かりやすいのですが、資格も決算書も、その枠の中の一部のカテゴリーにすぎないからです。決して全部ではないのです。

 大きな枠の中には、営業ですごい成績を上げてきた人、業務改革でらつ腕を振るった人、商品開発でヒットを連発させた人、紹介制度づくりで会社を急成長させた人、マネジメントで事業を大きく伸ばした人…など、積み重ねた独自のノウハウを持った人が活躍する「専門コンサルタント」という領域もあります。本書では主にこうした人々の才能を、上手に生かしてコンサルタント商売をする方法を説明しています。資格や分析でコンサルタントになれる世界もありますが、一方でAI時代の到来を考えれば、コンピュータではまだまだ不可能な、「独自の経験やノウハウ」を生かしたコンサルティングは、まさにこれからがチャンスといえるでしょう。

 Q2:年収3千万円という数字は、ずいぶん大きいと思いますが、本当ですか?

 A2:コンサルティング商売の本質が分かれば、実現は全然、夢ではありません。

 当たり前ですが、努力もせずに誰でも年収3千万円とは絶対にいえません。それは詐欺です。一方で、「仕事をして稼ぐ方法」が非効率のものであれば、どれだけ一生懸命に働いても、年収1千万円にも届かないということも現実に起きます。本書では、コンサルタント商売で上手に効率よく稼ぐための実務と戦略の部分を説明しています。

 それは、コンサルタントってこうやるものでしょう? と世間でいわれたり、想像されているやり方が、ことごとく「もったいない非効率なやり方」だったりするからです。実際、ほとんど同じように思われたり、肩書にコンサルタントを付けている先生でも、実態が講演やセミナー講師、研修や実技指導の先生、分析や手続きの先生……という場合、年収が1千から1千5百万くらいで頭打ちになっている人が大勢います。

 ものすごい努力している人が多いのですが、「稼ぐ仕組み」の違いに気づいていないがために、いわばもったいないことになっている訳です。本書では、この稼ぎ方について、「モノ化論」として大きな年収、そして商売にしていくために重要な視点を提示しています。事実、関わったことで、年収1千5百万円くらいだったのが、この稼ぎ方のモデルチェンジにより、年収3千万を突破し、5千万に到達した人もいます。1億円を超えた人も実際に4人います。

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