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あなたの知識や経験に、1億円の値段がつくとしたらどうしますか?ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術(2/2 ページ)

自分のこれまで積み重ねてきたものを、起業のリスクは伴うにしても、報われる大きな報酬に変えられるとしたら……。

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 Q3:いわゆるハウツーが書かれていて、実践的な本と考えればいいですか?

 A3:逆です。基本的に「最重要な戦略と考え方」をメインに提示しています。

 これは、エグゼクティブであればすぐ理解できると思いますが、ハウツーで対応可能な範囲は、いわば初級レベルのものであり、会社でいえば若手、新人などに適した本といえるでしょう。より高度で重要度が増せば増すほど、戦略の組み立てや長期展望を見据えた考えを、しっかり定める必要があります。

 自らの半生を生かして、報われる報酬を得るコンサルタントになることを考えるとき、単なる勢いや見た目だけのパフォーマンス、もっともらしいテクニックやハウツー的なものを覚えて始めてしまえば、ほぼ間違いなく違う職業に向かっていくことになります。どれだけ頑張っても効率があがらない、コンサルタントとは似て非なる先生になりかねない訳で、重要なことは「大きな方向性と戦略をしっかり定めること」です。

 本書は、ここに焦点を合わせたエグゼクティブ向け、社会で大いに活躍している大人向けに書いています。だからこそ、コンサルタント歴20年以上の先生からも、「極めて重要なことが書いてある」と評価されています。もちろん、読者はさまざまです。ズバリ、やり方やハウツーを望む人もいるでしょう。この辺については、手に取って自分の目で判断してください。

 Q4:本書を書いた目的は何ですか、また何か読者へのメッセージはありますか?

 A4:積み重ねた知識や経験を、報われる形で生かす方法があることを知ってほしいです。

 ある人から相談されたのですが、「とても良いノウハウを持っていて、それを欲しがる人も多くてしかも世の中に普及することは素晴らしいことなんですが……」と。一見何も問題なさそうなのですが、「では、タダとか安い金額でそれを教えますか?」といわれると、きれいごとではなく「なんとかならないものか?」と考えるのが、大半の人の本音ではないでしょうか?そうなんです。この知識やノウハウを「お金に換える」方法というのか、実はあまりよく分かっていない。あるとしても講演するとか顧問になるとか……くらいで、何かちょっと違うし、どこか納得がいかない。

 こうしたことへ一石を投じるために書いたのが本書です。「ありがとう」と喜ばれながら、同時に報われる大きな報酬に変えられるとき、人は心からの喜びと充実感に浸ることができると思っています。まさに、自分の人生を最高に生かす瞬間です。このことを多くの皆さんに知ってもらいたい、またそうしたコンサルタントの活躍が、世の中を大いに変えていくことになると知ってもらいたい。その一助になればと考え、執筆をしました。エグゼクティブの新たな挑戦、活躍によって、本人も、そしてクライアントも、世の中も変わっていってほしいと願っています。本書がそのきっかけになればうれしいですね。

著者プロフィール:五藤万晶(ごとうかずあき)

これまで250人以上に、直接の指導実績を誇る日本屈指のコンサルティングビジネス専門のコンサルタント。「コンサルティング」を労賃やキャラで売るのではなく、独自のコンテンツづくりと戦略を用い、「ビジネスベースで回るようにする」ことを、日本で初めて指導開始した第一人者。そのキラーコンテンツづくりと収益化の指導は、コンサルタント起業する人はもとより、士業関係者、20年以上のキャリアを持つベテランコンサルタントからも絶賛。

「 コンテンツを絞り出す天才 」と称され、鋭い洞察力と実績で各方面から依頼が絶えず、年収3千万はもとより、5千万、1億円プレーヤーも次々に輩出。氏が関わったコンサルタントからは、「改めて自分の強みを再認識できた」「モヤモヤしていたノウハウを体系化できた」「自分のウリが分かり、クライアントが倍増した!」……など、絶大な信頼を獲得している。

「経営者に役立つ、本物のコンサルタント、コンサルティングを世に広めたい」という強い信念の基、2012年、株式会社ドラゴンコンサルティングを設立。同社代表取締役社長。1969年生まれ、千葉大学法経学部卒。


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