検索
連載

どうせだったら、副業で給与超え?ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術(1/2 ページ)

企業マインドを起業マインドに変えて、給料以上の収入を目指してみよう。

Share
Tweet
LINE
Hatena

 この記事は「経営者JP」の企画協力を受けております。


ビジネス書の著者たちによる連載コーナー「ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術」バックナンバーへ。



『副業は、自己PRがすべて。』

 副業にどんなイメージがあるだろうか?

 ウーバーイーツ? それともセドリと呼ばれる転売。話題のYouTuber? さあ、あなたなら何を選ぶ?

 副業=アルバイトという考え方を捨てたほうがいいと思う。お金を稼ぐ手段という風に考えていると限界が見えてくる。もちろん、企業によっては副業を認めていない企業も多い。僕からしてみれば非常に不思議である。

 僕の会社も自由である。というのも将来的に年収で億単位を支払えるはずはない。そもそも僕自身がたくさんの仕事をしているから副業NGなどとは言えない。

気が付けば副業人生

 大学時代から数多くの仕事とアルバイトをしていた。

 毎日2つぐらいのアルバイトをしていたし、起業もしていた。放送作家になったあとも、書籍を書いたり、企業のコンサルタントをしたり、講演をしたり、学校で教えたり……。

 企業のコンサルタントも、ここ数年は20社以上を抱えているから、いくつの仕事をしているのか分からなくなってきた。

 でも、1つだけ共通している事がある。

 「頭を使うこと」「昨日までの能力を今日発揮すること」を掲げているのである。今更、音楽の世界やサッカーのJリーガーとして活躍しようとは1ミリも思ってない。ウーバーイーツで自転車を漕ぐ体力ももうない。

大谷翔平選手でも二刀流

 思考を変えることが大切だ。本業は本業、副業は副業という考え方もある。それってどうだろうか?

 大谷翔平選手に「ピッチャーですか?」それとも「バッターですか?」と聞くようなものである。大リーガーでも二刀流が可能なら、ビジネスマンならもっといろいろできる。特にZoomやパソコン、スマホなど、デジタル技術を活用できるビジネスの世界においては、選択の幅は広いのだ。

 ただ、アルバイトと違うのは、本業とのシナジーが必要だ。つまり自分の脳力を鍛えるための仕事であってほしいと僕は考える。

 実は、本業一本になったのは、この100年ぐらいのことだ。江戸時代ぐらいまでの人はたくさんの仕事をしていた。武士でも寺子屋で読み書きを教えたり、傘を直したり、肥料になる生ゴミを集めたりと実にたくさんの仕事をしていた。まあ、戦がなかったというのも大きかったとは思うが、藩主が十分な給与を払えてなかったというのも大きいだろう。なにせ戦がないから領地は広くならないし、農作物が翌年10倍生産できたりもしない。だからたくさんの仕事をして食いつないだのだ。

僕だって自分の会社の給与に不満はある

 21世紀の現代においても給与の不満はいくらでもある。会社役員をしている僕であっても給与は不満である。今の5倍とかほしいなあーと思う。35年ローンではなく、一括払いでマンションが買える人間になりたいと思う。だから会社、個人で副業をしているのだ。

 皆さんは満足しているだろうか? 好きな買い物ができるだろうか? 僕は洋服を買いに行って「どっちにしようかな?」と悩む瞬間が本当に嫌いである。その言葉の裏には、「両方欲しいけど、お金が足らないからどっちにしようかな?」という意味が含まれる。本当に嫌である。

 できれば両方買って、当日、どっちの洋服を着てゆくのか悩みたいものだ。この間もメガネを買いに行って、悩んだのがあまりにも悔しかった。「両方とも」と言いたかった。

 幸いなことに今は食べ物は「両方」と言えるようになった。そのおかげで、20代の頃と比べて20キロも太ってしまい、ダイエットに大金を費やす羽目になっている。無駄金である。苦笑。

会社が副業禁止でもやりようはいくらでもある

 副業は禁止されていても投資がOKな企業はいくらでもある。書籍の印税はOKとか。あとは会社を作って、給与を一切もらわないという方法もある。会社の経費を使って買い物をすればいいのだ。やり方はいくらでもある。「会社が赤字で給与払えません」ということにすればいいのだ。

 そうすれば所得税は増えないから会社には分からないのだ。その会社の従業員に家族を入れれば、家族には給与を支払うことができる。いろんなやり方があるから、考えてみるといいだろう。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

       | 次のページへ
ページトップに戻る