楽天市場に「AI店長」 三木谷浩史会長兼社長「人間味のあるAIを必要としている」
楽天グループは5日、横浜市内で開催した法人向けイベントで電子商取引(EC)サイトの楽天市場で24時間接客にあたる人工知能(AI)店長を開発中だと発表した。店舗運営に関する専門データを学習し、利用者の問い合わせに応じたり、商品を勧めたりして買い物を支援する。三木谷浩史会長兼社長は「AIエージェントの性能は7カ月で倍増する。総力を挙げてAIを活用する」と述べた。
AI店長は出店者の性格などを読み込んでアバター(分身)化したもので、24時間休みなく接客してくれる。商品の相談や類似品との比較、注文の手続き支援などを行う。年内に試作版の導入を目指す。
イベントでは利用者の肌質や好みを聞いて、スキンケア商品を提案する様子を実演してみせた。三木谷氏は「人間っていうのは人間味のあるAIを必要としている」と持論を展開した。
ネット通販や旅行予約、金融など、70以上のサービスを一体的に支援するAIでつなぐ「スーパーエージェント」構想を披露した。
例えば旅行予約サイト「楽天トラベル」の利用履歴から旅行に必要な雑貨を楽天市場で提案するなどの活用方法を想定しているという。
三木谷氏は講演で「経済政策に対する評価も厳しい。(高市早苗政権が掲げる)戦略投資も国際的な評価が極めて低い」と指摘した。足元の物価高や円安について「残念ながら政府の中には円安でいいという考え方もあるように聞いている」と話し、「物価高は加速していくと考えざるを得ない」と分析。「(携帯電話の)通信費を下げることで消費者のお財布を豊かにすることを継続していく」と述べた。
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