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さわやか信金、CRMシステムを全店導入 全員営業体制へ
さわやか信用金庫は、営業業務の効率化に向けCRMシステムを導入した。業務報告や個人の記憶に頼ってきた顧客情報をデータ化し、案件交渉プロセスを蓄積、共有する。
さわやか信用金庫は、営業業務の効率化に向けCRMシステムを導入した。ソフトブレーンの「eセールスマネージャー」を採用したという。
同社は、2006年からスタートする中期計画「さわやか3カ年発展計画」をサポートするための仕組みとして、CRMシステムの構築を検討していた。
これまで紙で行っていた業務報告や、個人の記憶に頼ってきた顧客情報をデータ化、案件交渉プロセスを蓄積・共有することで、全員営業の体制を整える。また、本部も含めたリアルタイムな進捗管理、実態把握、改善・サポート体制の構築にも役立てる。
2006年11月に日本橋支店で先行導入していたが、「eセールスマネージャーを活用して開拓した新規融資先が例年になく増加している」(日本橋支店の伊藤支店長)という。
eセールスマネージャーの採用理由として、(1)担当者が簡単な入力で情報の蓄積と共有が図れること、(2)訪問活動報告の画一化と簡素化が図れること、(3)携帯電話対応――を挙げている。
今後は、本部を含めた全支店で、成功事例や失敗事例を積極的に共有し、全役職員が一丸となって顧客満足度を向上できる体制を整えていきたい、としている。
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