社団法人コンピュータソフトウェア協会は、「SaaSビジネスモデルの実証実験」のモニターを募集している。モニターになると、約20種類のソフトウェアサービスを2008年3月中旬まで無料で利用できるという。
同協会内の「SaaS研究会」の一環として、実証実験を行うもので、ユーザーの立場から実際にSaaSを利用してもらい、業務の負荷の測定や課題の発掘、価格感を把握するのが目的。
SaaSは、外部にあるソフトウェアサービスをインターネット経由で利用するため、初期導入コストを低減でき、バージョンアップの手間が掛からないなどのメリットがあるとされている。経済産業省や総務省なども、中小企業のIT化促進につながるとして普及に取り組んでいる。
同実証実験では、約20種類のサービスが用意される予定だ。SaaS基盤としては、きっとエイエスピーの「PivotPath」を利用する。モニターの概要や申し込みは、Webサイトから。
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