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長崎県庁が指静脈認証を採用 地方機関にも展開へ

長崎県庁は職員ポータルシステムの本人認証に指静脈認証を採用。12月から運用を開始した。オープンシステムへの移行に伴い、本人確認を厳密化する狙いだ。

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 長崎県庁は、職員ポータルシステムの本人認証に指静脈認証を採用した。12月から職員のログイン認証用として、2000台の運用を開始している。

システム利用イメージ
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 本人認証の強化に向けて、指紋認証の一部導入を進めていたが、手荒れによって認証精度が低下するなどの理由から、非接触型の指静脈認証装置に切り替えて検討。認証の速さなどを決め手に、日立ソフトの静脈認証システム「静紋」を採用した。

 長崎県総務部理事情報政策担当の島村秀世氏は「ID/パスワードによる本人認証は、定期的な更新作業の未実施や、なりすましによる認証など、セキュリティ面に不安を残していた。電子県庁化のほかにダウンサイジングも進めており、あらゆる個人情報がオープンシステムへ移行していく。データベースの暗号化を行っているが、オープンな環境に移るため、本人確認は厳密でなければならない」とコメントしている。

 指静脈認証システムは12月から本格稼働しており、今後、本人認証を必要とするすべてのシステムを静紋と連携させる計画。地方機関に展開していく予定もあるという。

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