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住友信託銀行NY支店、シンクライアントシステム導入 邦銀海外支店で初
住友信託銀行ニューヨーク支店は、事業継続基盤のとセキュリティ対策の強化するため、仮想PC型シンクライアントの運用を開始した。
住友信託銀行ニューヨーク支店は、事業継続基盤のとセキュリティ対策の強化するため、仮想PC型シンクライアントの運用を開始した。システムを納入したNECの米国現地法人NECコーポレーション・オブ・アメリカによると、邦銀海外支店での仮想PC型シンクライアントの導入は初のケースという。
災害・事故発生時に、自宅などの遠隔地からシンクライアント端末を用いて社内の主要情報システムに安全にアクセスし、業務を継続できる。
モバイルノート型のシンクライアント端末「TCM160」からVPNで仮想PC型シンクライアントシステム「VirtualPCCenter」に接続して社内の業務システムなどを利用する。サーバ側は、仮想化技術で異なるPC環境を集約して稼働させ、CPUなどのリソースを利用者の負荷に応じて自動的に割り振る仕組み。第一弾として、30台のシンクライアント端末を導入した。
利用者の端末にデータを保存することを物理的に不可能としているため、情報漏えいなども防止できる。
近年、金融機関にはセキュリティ環境や事業継続基盤の強化が強く求められてきている。
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