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豪華絢爛! パリのクリスマスを堪能してきたフランスに行ってみますか?(2/3 ページ)

ラテン気質で楽観主義のフランス人でさえ、このところの世界的な経済危機に表情を曇らせている。パリのクリスマスを彩るイルミネーションは、そんな暗いムードを吹き飛ばすだけの力強さがあるという。

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寒さを忘れるほど幻想的なイルミネーション

 2004年のクリスマスシーズンから、パリでは「Paris illumine Paris(パリ・イリュミヌ・パリ=パリはパリを照らす)」という、行政と企業が一体になったイベントが始まり、デザイナーの全面協力の下、パリ市内各地の商店組合がそれぞれのテーマを表現するイルミネーションを企画している。年々イベントの規模が大きくなり、今年は市内の計125カ所でイルミネーションが見られるという。ちなみに今年パリ市が設定したメインテーマは「創造―革新―エネルギー制御(Creation - Innovation - Maitrise de l’Energie)」だそうである。

ムフタール商店街(Paris illumine Paris企画)
ムフタール商店街(Paris illumine Paris企画)

 このイベントとは別に、パリ9区にある大手百貨店ギャラリー・ラファイエット(Galeries Lafayette)のオスマン通り本店が毎年店の外壁をイルミネーションで飾っており、人気のスポットとなっている。店内には、ネオ・ビザンチン様式の豪華な丸天井が見える吹き抜けスペースに巨大なクリスマスツリーが飾られており、これも一見の価値がある。

 日本の場合、例えば東京では、日本橋、新宿、渋谷、上野、池袋に大きな百貨店が分散しており、客も好みに応じて各地区に分散する傾向にある。パリ市内で大型百貨店といえば、オスマン通りのギャラリー・ラファイエットとプランタン(Printemps)くらいで、クリスマスシーズンは買い物客とイルミネーションを目的とした観光客で大変な混雑ぶりとなってしまう。それでもこのシーズンにパリを訪れたならば見ておきたいイルミネーションであることは間違いない。

ギャラリー・ラファイエット百貨店ギャラリー・ラファイエット百貨店のツリー ギャラリー・ラファイエット百貨店を飾るクリスマスイルミネーション

 パリのイルミネーションといえば、シャンゼリゼ通りも忘れてはいけない。凱旋門へ向かって延びる通り沿いの街路樹に電球が取り付けられ、単なる美しさを超えた幻想的な雰囲気が漂っている。思わず寒さを忘れるほどの感動的な景色である。

幻想的なシャンゼリゼ通り
幻想的なシャンゼリゼ通り

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