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少額課金モデルの採用が鍵に 米デロイトのメディア業界予測

米デロイトは2010年のメディア業界予測レポートを発表した。

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 有限責任監査法人トーマツが提携するDeloitte Touche TohmatsuのTechnology, Media & Telecommunications(TMT)グループはこのほど、2010年のメディア業界予測レポートを発表した。新聞および出版業界では、読者の行動様式に合わせたマイクロペイメント(少額課金モデル)の採用が進むとみられる。

 出版社や新聞社において業績低迷が叫ばれる中、同業界ではこれまで無料で提供してきたオンラインコンテンツを読者に対して課金するための戦略を検討している。その成功の鍵となるのがマイクロペイメントを採用し、そのモデルに適合したコンテンツを配信することだとDeloitte Touche Tohmatsuは分析している。

 また、2010年に全世界で電子書籍は1億冊、Amazonの「Kindle」をはじめとする電子書籍リーダーは500万台販売される見込みであるため、通信事業者やデバイス事業者は新聞社、出版社の意見を取り入れて、電子出版になじむ課金のあり方を検討すべきだとしている。

 同レポートは、Deloitte Touche Tohmatsuのクライアントとの対話や、世界の主要なTMT企業の幹部へのインタビューなどから得られた情報を基に作成している。

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