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知識管理の基本海外ベストセラーに学ぶ、もう1つのビジネス視点(4/5 ページ)

知識管理(KM)システムのメリット、KMシステムを計画、作成、更新、維持する方法、従業員が知識を活用し組織に貢献することを確実にする方法を学びます。

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エグゼクティブブックサマリー

ルール4:公式、非公式の情報源を特定する

『時に情報は明確です。つまり、簡単に見つけられる、あるいは既に公式に文書にまとめられていることがあるかもしれません。しかし、それ以外の重要な情報は、従業員が持つ文書化されていない専門知識や、個人的な文書など「暗黙知」である場合があります。このような情報は、業務、プロセス、規則、哲学あるいは企業そのものに影響を与える可能性があります。対象分野の専門家(SME)を特定してください。

なぜなら、SMEは企業の暗黙知を大量に所有しているからです。SMEは従業員である可能性がありますが、同時に顧客やベンダーである可能性もあります。SMEはどの情報が有益か理解しており、自分の知識を他人と共有することに前向きです。しかし、中には不安や懸念、あるいはポリシーのためデータの共有をためらう従業員もいます。よって、「知識共有文化」や信頼感、そして公正な報酬と評価プロセスを作り、従業員がKMシステムに確実に貢献するよう手助けをすることが重要です』

 社内で必要な情報であってもそれらには2種類あって、1つは公式文書になっているものと、そうではない個人の知識レベルにとどまっているものとがあります。特に、後者についての知識共有においては個人と企業の信頼感によってデータベースに蓄積されるべきであり、その信頼を構築するものが適切な報酬と評価ということになります。

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