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人間生まれてきたからには一事を成せ『坂の上の雲から学ぶ』ビジネスの要諦(3/3 ページ)

今は豊かで便利な時代であり、可能性は果てしなくあるが、われわれは生涯で一事を成そうとしているだろうか。

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好古の教え

 「成すべきことを見つける」と「一事を探す」のに参考になるのが、好古のこの言葉である。

 好古は、「男子は生涯一事を成せば足る」と、平素自分にいいきかせていた。好古の立場でいえば、自分自身を世界一の騎兵将校に仕立て上げることと、日本の騎兵の水準を、生涯かかってせめて世界の第三位ぐらいにこぎつけさせることであった。(坂の上の雲、文春文庫、1巻141頁)

 「おれは、単純であろうとしている」と好古はいった。(1巻200頁)


 まず一事を成したいと思って目標を持つこと、次に物事を単純明快に考えることが大切だと思う。

著者プロフィール

古川裕倫

株式会社多久案代表、日本駐車場開発株式会社 社外取締役

1954年生まれ。早稲田大学商学部卒業。1977年三井物産入社(エネルギー本部、情報産業本部、業務本部投資総括室)。その間、ロサンゼルス、ニューヨークで通算10年間勤務。2000年株式会社ホリプロ入社、取締役執行役員。2007年株式会社リンクステーション副社長。「先人・先輩の教えを後世に順送りする」ことを信条とし、無料勉強会「世田谷ビジネス塾」を開催している。書著に「他社から引き抜かれる社員になれ」(ファーストプレス)、「バカ上司その傾向と対策」(集英社新書)、「女性が職場で損する理由」(扶桑社新書)、「仕事の大切なことは『坂の上の雲』が教えてくれた」(三笠書房)、「あたりまえだけどなかなかできない51歳からのルール」(明日香出版)、「課長のノート」(かんき出版)、他多数。古川ひろのりの公式ウエブサイト。


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