成功するための、新しい人脈構築活用術:海外ベストセラーに学ぶ、もう1つのビジネス視点(3/3 ページ)
ネットワーキングからネットワールディングへ。成功のための人間関係を築き、新たなチャンスを生み出す。
ネットワールドが提供するサポート体系
ネットワールドの人間関係は、ネットワーキングによる人間関係よりも有意義です。なぜなら、ネットワールドは次のような形のサポートを提供するからです。
ネットワールドが提供するサポート体系について
・「感情的サポート」ネットワールドに属するメンバーは、お互いを信頼している
・「情報サポート」これは、相互信頼によって築かれた感情的親密さによって生まれる
・「知識サポート」情報に加え知識を共有することを指す
・「宣伝サポート」ネットワールディングのメンバーはお互いにビジネスチャンスを提供する
・「見識のあるサポート」ネットワールディングのメンバーは思いやりと優しさを共有している
・「変化を起こすチャンス」ネットワールディングのグループは最終的に、ビジネスの第一線に立ち、人を紹介してもらい、仕事のチャンスを得ることができる
・「コミュニティ」ネットワールディングが深まるにつれて、メンバーのそれぞれが、お互いの人生に影響を与え始める
・「充実感」目的を持って有意義な目標を追い求めることで、満足し、物質的報酬を得ることにつながる
さらにネットワールディングについての具体的なメリットがここには書かれています。到底一人ではなしえることはできず、また、単なるネットワーキングではうわべだけの付き合いになってしまいがちな状況を克服するのがネットワールディングなのでしょう。
熟練ネットワールダーのテクニック
熟練のネットワールダーは、自分自身および同じ輪の中の仲間にとってのチャンスを広げるために次のようなさまざまなテクニックを使います。
熟練ネットワールダーのテクニック
・「橋渡し役を決める」橋渡し役の人は異なるグループをまとめ、新しいチャンスを生み出します。橋渡し役はメンバー全員を知っており、紹介することを楽しむ人です。
・「インナーサークルとアウターサークルを作る」成功しているネットワールダーは、連絡を取る頻度や作られるチャンスのタイプによって人間関係を構築します。賢明なネットワールダーは80%の時間をインナーサークル(最も重要なグループ)を作ることに費やします。そして残りの20%をアウターサークル(つながりが弱い人達とのグループ)に充てます。
・「インフルエンサーを見つける」インフルエンサーは、知識や評判、スキルなどを活用して物事を行う人を指し、例えば、上級会社役員、ジャーナリスト、コミュニティ活動家などです。
ネットワールディングにもそれを取りまとめるリーダーの存在が必要であり、そのリーダーシップがどういったものかについて言及されています。これを見る限りでは、リーダーとしての役割は特に新しいものはありません。もう一度よく確認してみましょう。
この本の詳細
メリッサ・ジョバニョーリは、「The Power of Two」と「Make Your Connections Count」の共同著者です。社会的責任を負うビジネスパーソンのためのオンラインコミュニティであるNetworlding.comの創始者です。ジョスリン・カーター・ミラーは、モトローラ社の重役、副社長、最高マーケティング責任者を歴任しました。イリノイ大学の会計学学位とシカゴ大学のMBAを取得しています。両著者ともイリノイ州在住。
- ページ数 216ページ
- 出版社および発売日 Jossey-Bass(2000年6月初版)
- 言語 英語
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プロフィール:鬼塚俊宏ストラテジィエレメント社長
経営コンサルタント(ビジネスモデルコンサルタント・セールスコピーライター)。経営コンサルタントとして、上場企業から個人プロフェッショナルまで、420社以上(1400案件以上)の企業経営を支援。特に集客モデルの構築とビジネスモデルプロデュースを得意とする。またセールスコピーライターという肩書も持ち、そのライティングスキルを生かしたマーケティング施策は、多くの企業を「高収益企業」へと変貌させてきた。
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