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技術革新で「もう1つの地球」を形成 企業の新しい「しくみ」や「価値」の創造を支援――NTTデータ 岩本社長(2/2 ページ)

これまで世界には国境や海があり、物理的な制約があった。しかし現在、ビジネス上の活動の多くはITの活用で国や距離を越えて瞬時につながり、新たな価値創造を競い合う時代になっている。

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もう1つの地球

 「ビッグデータをはじめとするITの進化により、社会にさまざまな豊かさをもたらすことができる。技術革新と社会の発展は今後も続くが、技術革新を少しでも先んじてとらえることができれば、ビジネスを優位に進めることができる。そのための羅針盤となるのが、"NTT DATA Technology Foresight"である」(岩本氏)。

 NTT DATA Technology Foresightは、NTTデータが顧客企業と同じ目線で、専門性を持ちながらもニュートラルな立場で社会や技術の変化を予見するもの。有望技術を見極め、競争優位性を確立し、ビジネスの主軸となる技術を浸透させることで、中長期のビジネスに大きなインパクトをもたらす重要な技術に基づいた企業の戦略立案を支援する。

 具体的な取り組みとして岩本氏は、次のように語る。「多様なユーザーの要求をリアルタイムに満たすことが必要であり、企業の競争力の源泉は、知識やノウハウにシフトする。またマスから個を重視した社会への変革が必要であり、こうした技術は誰でも容易に活用できるものでなくてはならない」

 「これまで世界には国境や海があり、物理的な制約があった。しかし現在、ビジネス上の活動の多くはITが活用されており、国や距離を越えて瞬時につながることができる。つまり、物理的な制約を超えた新しい世界での価値創出を競い合う時代になっている。この情報の流れは、今後さらに加速し、活発になるだろう」(岩本氏)

 岩本氏は「技術の発展により、物理的な地球の上に、ITによってつながれた多次元の世界が形成されていく。つまり、新しい社会やビジネスモデルの構築に対し、それぞれの"もう1つの地球"が形成されていく。NTTデータではもう1つの地球を見据え、ITにより新しい仕組みや価値を創造し、より豊かで調和のとれた世界の実現に貢献していきたいと思っている」と語り、講演を終えた。


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