神奈川県が「消えかけ白線ゼロ」達成宣言 県警と協力してAI使って県下全域で調査、補修
神奈川県と県警は、県内全域で消えかけて見えにくくなった横断歩道の補修を進め、令和7年度末までに完了したと発表した。また、県が管理する道路において、車線を分ける区画線などの白線についても補修にめどがついたとして、県は「消えかけ白線ゼロ」の達成を宣言した。
横断歩道の補修は完了
県や県警によると、県内全域の横断歩道については、令和4年度から摩耗状態を点検。一部が消えるなどして見えにくくなっていた約1万4千カ所について、補修を昨年度末までに完了した。また、区画線などについても県内全域で調査を実施。県管理道路で塗り直しが必要な場所については、今年9月末までにすべてが補修できる見通しとなった。
一方で、市町村が管理する道路の区画線などについては各自治体の判断になるが、県では点検結果のデータを提供したり、データの効果的な活用方法を説明するなどして協力していくという。
1万キロ超をカメラで撮影
県内では以前から、「道路の白線が消えかけて危険だ」というような意見が県などにたびたび寄せられていた。そんな中、5年4月に行われた県知事選で、黒岩祐治知事は「人工知能(AI)技術により消えかけ白線ゼロを目指す」と公約に掲げた。デジタル技術を活用することで効率よく社会問題を解決していく実例として、積極的に取り組んできた。
具体的には、区画線については、カメラを取り付けた車を走らせて1万キロ超の道路を撮影。画像から、AIを使うなどして白線かそうでないかを判別した上で摩耗具合を確認し、補修の必要性を判断していったという。
黒岩知事は7日の定例会見で、「道路の白線は日々摩耗していく。今後も引き続き県と県警はしっかりスクラムを組んで、安全安心して暮らすことができるようデジタル行政で優しい社会を実現していく」と強調。これからも点検と補修のサイクルを続けていくとしている。(小川寛太)
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