ベネッセコーポレーションは、社内ネットワークの増強と同時に認証VLANを導入、セキュリティ強化に取り組んでいる。
大阪拠点のネットワーク一新を終えており、現在は関東地区のネットワークを再構築中だ。今後、岡山本社などへの展開も進める予定という。
同社は、変化の激しい市場に即したビジネスインフラとしてITを重視、ネットワークシステムの刷新とセキュリティ強化を図っている。新たに導入した認証VLANとは、社内ネットワークに接続する際にユーザー認証を行い、許可されない限り、ネットワークを利用できなくする仕組み。ウイルス対策ソフトやパッチ適応などのセキュリティ状況や、アクセス権限を評価してから、社内ネットワークへ接続させる検疫システムを可能にできる。
シスコシステムズの「Cisco Clean Access」を利用して実現した。シスコによると、ベネッセでは移動性や利便性をさらに高めるため、同社の無線LANの導入も検討しているという。
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