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「仕事増えた」と感じる 一般社員よりも管理職に傾向
NTTデータ経営研究所が行った就業意識調査によると、「仕事が増えた」と感じる管理職は61.2%と、一般社員より管理職の方が仕事の増大を意識している。
NTTデータ経営研究所が2月27日に発表した就業意識調査によると、「仕事が増えた」と感じる管理職は61.2%に及んだ。一般社員よりも仕事量の増大を感じているのは管理職のようだ。
2007年12月14日から12月18日にかけて、gooリサーチの登録モニターに「1人当たりの仕事量が増えたと感じていますか?」と尋ねたところ、20代から50代以上までのどの世代も半数以上が「仕事が増えた」と感じていたが、役職別でみると、一般社員よりも管理職の方が3ポイントほど高い61.2%が「仕事が増えた」と回答。一般社員より管理職の方が仕事の増大を意識している。
NTTデータ経営研究所の分析によると、仕事の高度化によって管理内容が複雑化し、管理項目も増加。従来の縦型組織からフラット型の組織への移行の流れもあって、部下の数が増加しているなどの理由が考えられるという。
年代別で見ると、30代、40代の働き盛りの年代で「仕事が増えた」(30代:62.5%、40代:61.2%)という回答が多く、団塊世代が定年退職による生産年齢人口が急激に減少のしわ寄せは、これら世代に向かっていると推測されるという。
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