ニュース
EBMで顧客行動に先回り 横浜銀行
横浜銀行は、取引情報の変化から顧客ニーズをとらえるEBMシステムを本格稼働させた。顧客の変化をいち早くとらえ、先回りできるようにする狙い。
横浜銀行は、取引情報の変化から顧客ニーズをとらえるイベント・ベースド・マーケティング(EBM)システムを本格稼働させた。SAS Institute Japanの「SAS Customer Intelligence」を活用した。
近年、銀行業界は取り扱える金融商品が多様化、顧客1人1人に対し適切なタイミングで適切なサービスを提供して競争する時代に入っている。横浜銀行では、顧客属性情報、購買商品、購買行動などの変化(イベント)をニーズの発生や離反の予兆をつかみ、顧客行動に先回りして手を打てるようにする。
EBMシステムの導入にあたって同行は、分散していた顧客データベースを統合。さらに、情報配信につながる効果的なイベントを定義するために、過去の実績やテストマーケティングから17個のイベントを定義したという。
今後は、浜銀総合研究所、エヌ・ティ・ティ・データ・フォース、SASの3社がイベントの研究・開発、システムの運用を行なっていく予定だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 三菱東京UFJ銀行のシステム統合「8合目まで過ぎた」
三菱東京UFJ銀行の巨大システム統合プロジェクトが進んでいる。システム部長の根本氏は「進捗は予定通り。8合目まで過ぎた。運転免許の講習なら路上運転に入ったところ」と説明する。 - 楽天バンク@TTB、異常取引監視ソフトウェアを導入 振り込め詐欺対策で
- 富士通、きらやか銀行の情報子会社を共同運営
- 住友信託銀行NY支店、シンクライアントシステム導入 邦銀海外支店で初